縄文vs.弥生
  • 教室・オンライン同時開催

  • 設楽 博己(東京大学名誉教授)
講師詳細

 縄文時代と弥生時代、縄文文化と弥生文化は、対照的な時代であり文化であるとされています。もっとも大きな違いは、弥生時代に穀物栽培がはじまったこと、鉄器が使用されたこと、大陸との交通が活発になって国際化が進んだことです。縄文時代から弥生時代への変化、弥生時代の意義は、都市の成立や文字の使用、国家の形成といった、いわゆる文明化を導いた日本歴史の分水嶺ということにあるでしょう。こうした視点からすれば、縄文文化と社会はともすれば“野蛮“という烙印が押されがちでした。本当にそうでしょうか。この講義では、6つの視点から縄文時代と弥生時代を比較して、両者の違いがどこにあるのか、そしてその違いはなぜ生まれたのか考えます。(講師・記)

<各回のテーマ>
1 縄文農耕論と弥生農耕 縄文時代の農耕はどこまで遡るのか、最新研究である「レプリカ調査」から探る。また、縄文時代の農耕と弥生時代の農耕は何が違うのか考える。

2 漁撈民と狩猟民の違い 縄文時代と弥生時代の漁撈の特徴を端的に示すと「攻めの漁撈」と「待ちの漁撈」である。その視点から狩猟民の変化をとらえるとどうなるだろうか。

3 ライフヒストリーと社会 耳飾り、抜歯、イレズミはいずれも痛みをともなう通過儀礼だ。その役割と縄文時代から弥生時代への通過儀礼の変化の意味を考える。

4 祖先祭祀の三つの形 考古学から祖先祭祀にアプローチするにはどうしたらよいか。それに答えたのちに、縄文由来の祖先祭祀と大陸由来の祖先祭祀、その中間形態を示す。

5 不平等と政治の起源 縄文時代が平等社会ではなかったことは、最新の発掘成果が示す。では、弥生時代の不平等とどこがどのように違うのか。古墳時代を視野に入れて考える。

6 土偶が映す先史のジェンダー 土偶は縄文時代に特有の儀礼道具であるが、100%近く女性像である。なぜなのか。また、弥生時代に土偶とその意味はどうなるのか探る。

<参考書>
設楽博己著「縄文vs.弥生―先史時代を九つの視点で比較する」(ちくま新書)

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※講師には映像でご出演いただくため、横浜教室にはお越しになりません。

日程
2022/4/15, 5/20, 6/17, 7/15, 8/19, 9/16
曜日・時間
金曜 15:30~17:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円

講師詳細

設楽 博己(シタラ ヒロミ)
1956年群馬県生まれ。静岡大学人文学部人文学科卒業、筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究科文化人類学専攻単位取得退学。博士(文学)。専門は日本考古学(とくに縄文・弥生時代の文化と社会の研究)。国立歴史民俗博物館考古研究部助手・助教授、駒澤大学文学部助教授・教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授を歴任。主な著書に、『顔の考古学―異形の精神史-』(吉川弘文館)、『弥生時代-邪馬台国への道-』(敬文舎)、『弥生時代人物造形品の研究』(同成社:編共著)、『十二支になった動物たちの考古学』(編著、新泉社)、『縄文社会と弥生社会』(敬文舎)、『弥生再葬墓と社会』(塙書房)、『原始絵画の研究論考編』(編著、六一書房)、『三国志がみた倭人たち-魏志倭人伝の考古学-』(編著、山川出版)など。