孝謙(称徳)女帝と藤原仲麻呂 仲麻呂の「専権」化と凋落・淳仁… 列島の古代史
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  • 荒木 敏夫(専修大学名誉教授)
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孝謙(称徳)女帝と藤原仲麻呂 -仲麻呂の「専権」化と凋落・淳仁「廃帝」化-

 日本列島の古代史は、複雑で多様な展開を示しています。この講座は、大和・河内の倭王権の歴史とそれに協同、時に対抗した列島各地の歴史を織り交ぜながら、列島の古代の歴史を探ってみるものです。
 それは、古事記・日本書紀や続日本紀その他の史資料の記述を確かめ、その意味を探ってみたり、各地の発掘にもとづく新しい事実を拾い集め、その意味を確かめたりする、少し手間のいることでもあります。この講座は、日本古代史を改めて学び直してみたいと考えている方々の受講も歓迎いたします。

 今期は、日本の古代王権が、最も「多極化」した時期を対象として講義します。この「多極化」は、孝謙天皇(譲位して太上天皇)・聖武太上天皇(出家して満誓)・光明皇太后・淳仁天皇(廃されて淡路廃帝)らの王権内の相互対立を際立たせただけでなく、藤原仲麻呂の「専権」化の動きを誘発しています。
 これらは、奈良時代の政治史叙述のなかで取り上げられるテーマですが、律令国家体制が構造的に生み出した最初の本格的な<変動>といえるものです。奈良朝の政治紛争史や藤原氏中心史観とは異なる視点で、8世紀後半の時期を見直してみたいと思います。(講師記)

<各回のテーマ>
第1回  孝謙女帝の即位と橘氏-諸兄の死・奈良麻呂の乱
第2回  聖武太上天皇・光明皇太后と孝謙女帝・藤原仲麻呂
第3回  聖武・孝謙朝の王権と外交-対唐・新羅・渤海との国際関係-
第4回  淳仁天皇の即位と藤原仲麻呂の「専権」化 
第5回  「王殺し」としての淳仁天皇の「廃帝」化-
第6回  称德女帝の重祚と道鏡-女帝と大嘗祭-

朝日新聞掲載講座。「孝謙と仲麻呂」の題で掲載しています

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注意事項

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日程
2022/7/5, 7/19, 8/2, 8/30, 9/6, 9/20
曜日・時間
指定の 火曜 10:00~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
●必要な資料は当日教室にて配布いたします。
●前回の講座で配布した資料を使用する場合があります。初めて参加される方・途中から受講される方は、お手数ですが前回の資料ご希望の旨を受付までお申し出ください。(コピー代を頂戴します)
その他
★はじめてお受けいただく方には、カラーの地図をお渡しできます。受付にてお申し出ください。
2017年4月開講。時代を追って進めています。途中からの受講も歓迎です。

講師詳細

荒木 敏夫(アラキ トシオ)
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。1987年から専修大学文学部教授、同大学の文学部長、副学長を歴任。専攻は日本古代史。主な著書に、『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、1985年)、『可能性としての女帝-女帝と王権-』(青木書店、1999年)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、2006年)、『日本の女性天皇』(文庫版)(小学館、2006年)、『古代天皇家の婚姻戦略』(吉川弘文館、2013年)、『日本古代の王権』(敬文舎、2013年)。