列島の古代史  持統女帝と文武天皇
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  • 荒木 敏夫(専修大学名誉教授)
講師詳細

 日本列島の古代史は、複雑で多様な展開を示しています。この講座は、大和・河内の倭王権の歴史とそれに協同、時に対抗した列島各地の歴史を織り交ぜながら、列島の古代の歴史を探ってみるものです。
 それは、古事記・日本書紀やその他の史資料の記述を確かめ、その意味を探ってみたり、各地の発掘にもとづく新しい事実を拾い集め、その意味を確かめたりする、少し手間のいることでもあります。新しく始まったこの講座は、日本古代史を改めて学び直してみたいと考えている方々の受講も歓迎いたします。

 今期は、697年に譲位した持統女帝が、15歳で即位した孫の文武天皇とともに「共治」した時期から持統の死去(702年)を経て、文武天皇がその5年後(707年)にわずか25歳で亡くなるまでの10年間の歴史をみてみます。
この10年間は、これまで、律令制を骨格にした国家作りが本格化した時期として考えられてきましたが、天武・持統の死去後の古代王権の展開(=「危機」克服の途)とどのように関わるのかに留意して考えてみます(講師記)。

1. 文武即位-少年天皇の誕生-
2. 譲位後の持統-その身位は、「太上天皇」か「皇太后」か?-
3. 文武・持統王権と大宝律令
4. 持統太上天皇の三河行幸-その目的は?
5. 持統太上天皇の死去と火葬の採用-葬礼の変革-
6. 文武朝の終焉-古代王権の「危機」克服の途-



★はじめてお受けいただく方には、カラーの地図をお渡しできます。受付にてお申し出ください。

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注意事項

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日程
2021/7/6, 7/20, 8/3, 8/17, 9/7, 9/21
曜日・時間
指定の 火曜 10:00~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
持ち物など
必要な資料は当日教室にて配布いたします。前回の講座で配布した資料を使用する場合があります。初めて参加される方は、お手数ですが前回の資料ご希望の旨を受付までお申し出ください。(コピー代を頂戴します)
その他
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2017年4月開講。時代を追って進めています。途中からの受講も歓迎です。

講師詳細

荒木 敏夫(アラキ トシオ)
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。1987年から専修大学文学部教授、同大学の文学部長、副学長を歴任。専攻は日本古代史。主な著書に、『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、1985年)、『可能性としての女帝-女帝と王権-』(青木書店、1999年)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、2006年)、『日本の女性天皇』(文庫版)(小学館、2006年)、『古代天皇家の婚姻戦略』(吉川弘文館、2013年)、『日本古代の王権』(敬文舎、2013年)。