• トライアル可

英語で読み解く英米の名短編 「Lady into Fox」

  • 富士川 義之(英文学者)
講師詳細

狐が美女に変身するという伝奇物語は中国や日本に古くからあるが、美女が狐に変身するという珍しい設定の現代の伝奇的寓話が1922年刊の長めの短編Lady into Fox(『狐になった奥様』邦訳岩波文庫)である。作者ディヴィット・ガーネット(David Garnett、1892-1981)は英国の作家・出版業者で、ヴァージニア・ウルフ、E.M.フォースター、ダンカン・グラントなどと親しい「ブルームズベリー・グループ」の有力なメンバーであった。作者の母はロシア文学の名翻訳家コンスタンス・ガーネット。カフカ『変身』の7年後に発表された、一匹の狐に変身する若い妻を愛し抜こうとする男の感動的な物語を味わいながら読んでいきたい。(講師記)※2019年4月講読開始。

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お申し込み
日程
2019/10/11, 10/25, 11/8, 11/22, 12/13, 12/27
曜日・時間
第2・4 金曜 15:30~17:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 20,460円 
持ち物など
<テキスト>
★プリント教材を使用します(実費)。教材カウンターでお求めください。

講師詳細

富士川 義之(フジカワ ヨシユキ)
1938年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京大学文学部教授、駒澤大学文学部教授を歴任。専門は英国の世紀末とモダニズム文学。著書に『きまぐれな読書』『新東西文学論』(みすず書店)、『ある唯美主義者の肖像』(青土社)、『英国の世紀末』(新書館)。訳書にナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社文芸文庫)、『青白い炎』(岩波文庫)、ワイルド『ドリアン・グレイの画像』(講談社)、ベイター『ルネサンス』(白水社)、アンジェラ・カーター『血染めの部屋』(ちくま文庫)、『ブラウニング詩集』(岩波文庫)など多数。2015年、「ある文人学者の肖像―評伝・富士川英郎」(新書館)が、第66回読売文学賞の評論・伝記賞を受賞。