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弥生文化と対外交流 農耕社会の成立と金属器の出現 <後編>
- 高久 健二(専修大学教授)
日本列島の弥生文化は、稲作農耕文化の定着、金属器の出現、墳丘墓の出現などに特徴づけられます。これら弥生時代に新たに出現した文化要素の多くは、朝鮮半島との交流を通じてもたらされたものです。また、弥生時代は社会構造が大きく変化していく時代であり、のちに『三国志』魏志倭人伝に記される「クニ」が出現します。この講座では、日本・韓国・朝鮮における考古学的成果をもとに、朝鮮半島と日本列島における農耕社会の成立と金属器の出現についてとりあげ、弥生時代前半期における東アジアとの交流について考えてみようと思います。(講師記)
2020年6月開講、今期は後編ですが、途中からのご受講も大歓迎です。
第4回
朝鮮半島における細形銅剣文化の成立と鉄器の出現
日本列島の青銅器文化の起源となる朝鮮半島の細形銅剣を中心とする青銅器文化について論じます。
第5回
日本列島における青銅器の出現と系譜
北部九州における青銅器の出現・普及およびその系譜について論じます。
第6回
東アジアの鉄器文化
中国大陸、朝鮮半島、日本列島における鉄器文化の伝播過程について論じます。
第7回
北部九州におけるクニの出現と対外交流
『三国志』魏志倭人伝に記された「クニ」の出現について、朝鮮半島との対外交流の視点から論じます。
※都合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
この講座は終了しました
- 日程
- 2020/9/26, 10/24, 11/21, 12/26
- 曜日・時間
- 指定の 土曜 15:30~17:15
- 回数
- 4回
- 受講料(税込)
- 会員 11,880円
- 設備費(税込)
- 660円
- 持ち物など
- 必要なレジュメは当日教室にて配布します。
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講師詳細
- 高久 健二(タカク ケンジ)
- 1967年生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授を経て、現在、専修大学文学部教授。専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。著書:『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)