仏教美術の源流をたどる 古代インド
  • 教室開催

  • サーンチー大塔
  • 安田 治樹(立正大学名誉教授)
講師詳細

前2世紀頃から本格化したインドにおける仏教の造形活動では、様々な理由からブッダ釈尊の像−仏像の制作はあえて行われませんでした。この無仏像の伝統は、のち1世紀末頃までにクシャーン朝治下に栄えたガンダーラ、マトゥラーの両美術で打破され、そこで誕生した仏像が内陸アジアから東アジアへと流通伝播し、仏教とその美術の以後の展開にとりわけ大きな役割を果たしました。
 講座では、釈尊の遺骨を祀るストゥーパ(仏塔)の荘厳に始まる仏教美術の初期の様相と、仏像出現にいたる動向を近年の研究成果を踏まえつつ理解を深めるとともに、仏教の東漸とともに展開したこれら美術の、その間にこうむった変容や変遷の跡を、内陸アジアから東アジア(中国、朝鮮半島、日本)に及ぶ各地の遺物にたどります。7世紀に黎明を迎え、以来長らく造形美術の主軸をなしたわが国の仏教美術について、新たな視座からその源流に遡って訪ねます。

 第1回 伝承と釈尊の生涯
 第2回 仏塔の崇拝と荘厳
 第3回 伽藍の成立と石窟寺院
 第4回   仏教説話図と無仏像表現
 第5回 仏像創始への胎動
第6回   仏像の創始と造像の進展(1) –ガンダーラ美術–
第7回  仏像の創始と造像の進展(2) –マトゥラー美術–

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お申し込み
日程
2021/7/7, 7/21, 8/4, 8/18, 9/1, 9/15, 9/29
曜日・時間
第1・3・5 水曜 13:00~14:30
回数
7回
受講料(税込)
会員 22,330円 
設備費(税込)
1,155円
持ち物など
毎回資料を配布します

講師詳細

安田 治樹(ヤスダ ハルキ)
1949年生まれ。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程修了。財団法人根津美術館学芸部学芸課長を経て、2008年、立正大学仏教学部教授に転ず。同大学法華経文化研究所所長、文学博士。2014年に立正大学ウズベキスタン学術調査隊を組織、同隊長。