ルネサンスの神秘思想

  • 「ヘルメス・トリスメギストス」(シエナ大聖堂)
  • 伊藤 博明(専修大学教授)
講師詳細

 神秘思想とは、われわれが生きている常識的な世界や、合理性に基づいて形成される科学的な世界とは異なる次元で起こる経験を理論化したものです。代表的なのは宗教的神秘主義でしょうが、そのほかに、魔術・占星術・錬金術・数秘学・カバラなど、オカルト的なものが含まれます。
 本講座では、古代の異教文化が復活し、ルネサンスが開花した15世紀後半に焦点を当てて、特色ある3人の神学者・哲学者の神秘思想について取り上げます。本邦初公開の資料もご紹介しながら、スライドを用いて丁寧にお話いたします。
テーマ
今期
1 サヴォナローラ――黙示録的預言者
2 パラケルスス――「哲学の石」と錬金術
3 コルネリウス・アグリッパ――オカルト哲学

10月期
1 ロイヒリン――宗教改革とカバラ
2 ブルーノ――ヘルメス主義とキリスト教の変革
3 ケプラー――数秘学と占星術

2020年1月期
1 カンパネッラ――ユートピアという夢想
2 フランシス・ベイコン――魔術から科学へ
3 アタナシウス・キルヒャー――最後の魔術師




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お申し込み
日程
2019/7/8, 9/9, 9/30
曜日・時間
月曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,748円 

講師詳細

伊藤 博明(イトウ ヒロアキ)
1955年生まれ。専修大学文学部哲学科教授。専門は思想史・芸術論。著書に『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫、2012年)、『集英社アート・ギャラリー10 象徴と寓意』(2018年)、『綺想の表象学――エンブレムへの招待』(ありな書房、2007年)、共著に『神秘哲学―イスラーム哲学とキリスト教中世3』(岩波書店、2012年)、編著に『哲学の歴史4 ルネサンス』(中央公論新社、2007年)などがある。