気候変動から読みなおす日本史

  • 中塚 武(名古屋大学大学院教授 )
講師詳細

近年、樹木年輪に含まれるセルロースの酸素同位体比などの情報から、日本の夏の気候の変化を、過去数千年間に亘って1年単位で正確に復元する研究が進んでいる。そのデータを先史・古代から現在までのさまざまな文献史料や考古資料と対比することで、気候変動がいかに日本の歴史を左右してきたのかについて、全く新しい膨大かつ詳細な事実が発見されつつある。本講座では、今、正に始まったばかりのその研究の息吹を紹介したい。     (講師・記)

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日程
2020/3/7
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 

講師詳細

中塚 武(ナカツカ タケシ)
1963年生まれ。京都大学理学部卒業。名古屋大学大学院理学研究科博士課程満了。博士(理学)。名古屋大学水圏科学研究所助手、北海道大学低温科学研究所助教授、名古屋大学環境学研究科と総合地球環境学研究所の教授を経て、現在は名古屋大学環境学研究科教授を務めている。専門は、同位体地球化学の手法を用いた地球表層の多圏相互作用の解明であり、最近は樹木年輪セルロースの酸素同位体比による高分解能古気候復元の技術を用いて、縄文時代以来の気候変動と人間社会の関係を年単位で解明する「気候適応史」プロジェクトに取り組んでいる。近著に『気候変動から読みなおす日本史』(臨川書店・全6巻)がある。