鎌倉幕府はいつ確立したか 「1192(いいくに)つくろう」を疑う

  • 鶴岡八幡宮
  • 木村 茂光(東京学芸大学名誉教授)
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鎌倉幕府の成立・確立時期をめぐっては、1183年の頼朝が「寿永2年10月宣旨」を獲得した時期、1185年の「守護地頭の設置」の時、そして1192年の「征夷大将軍就任」の時など多くの説が出されている。そのなかでも有力なのは1192年説で、教科書などでは「名実ともに鎌倉幕府が確立した」などと記されることが多い。
しかし、近年、源頼朝は「征夷大将軍」就任を望んでいなかったという説が出されたり、頼朝が数年後にはそれを辞任していることなどから、1192年説は大きく揺らいでいる。
講座では、頼朝の幕府組織の整備という側面を重視しつつも、幕府成立にとって重要なもう1つの要素である東国御家人の編成という視点を加味して、鎌倉幕府の確立時期について考えてみたいと思う。(講師・記)

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日程
2021/4/17
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円

講師詳細

木村 茂光(キムラ シゲミツ)
1946年生まれ、大阪市立大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東京学芸大学名誉教授。専門は日本中世史、前近代農業史。主な著書・編著に、『日本古代中世畠作史の研究』(校倉書房)、『ハタケと日本人』(中公新書)、『「国風文化」の時代』(青木書店)、『初期鎌倉政権の政治史』(同成社)、『日本初期中世社会の研究』(校倉書房)、『日本中世百姓成立史論』(吉川弘文館)、『中世社会の成り立ち』(吉川弘文館)など、新著に『頼朝と街道-鎌倉政権の東国支配-』(吉川弘文館)、『歴史から読む『土佐日記』(編著、東京堂出版)がある。