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生老病死における胆(はら)の決め方
- 教室開催
- 中野 東禅(龍宝寺前住職)
生老病死(しょうろうびょうし)における胆(はら)の決め方 ― 禅問答で読む爽やかな生き様・死に様
馬祖道一さんが病気になりました。弟子が見舞いにきたら「お天道様のように永生きの仏もいるしお月様のように毎日変化する仏もいるさ」と答えます。
自己は「いのち」そのものに任せて、そこで輝ききるのが人間の人生修行でしょうというのが、仏教的な生き方・死に方だというのです。
お釈迦様は四人の妻という話しを語ります。ある商人は①いつもそばに置いた妻(命)、②人から取った妻(財産)、③癒される妻(親族)、④働き者で埃だらけの妻(心)という四人の妻を持っていましたが、その商人は④の妻しか連れていかれませんでした、と語ります。(講師・記)
1) 命についての禅問答・・・・命とは何か
2) 大いなる命に包まれる
3) 自然と共鳴して命を生きる
4) 全身全霊が手・足として働く
5) 純真が共鳴してものを見る
6) 謙虚の中に真実の君がいる
7) 世間と自己を輝かす生き方
8) 形に人って形を超える自由な生き方
9) 暑い道も有り難い
- 日程
- 2022/4/5, 4/19, 5/17, 6/7, 6/21, 7/19, 8/2, 8/30, 9/6
- 曜日・時間
- 第1・3・5 火曜 13:00~15:00
- 回数
- 9回
- 受講料(税込)
- 会員 26,730円
- 設備費(税込)
- 1,485円
- 持ち物など
- テキスト:お申し込みの方に配布。
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講師詳細
- 中野 東禅(ナカノ トウゼン)
- 曹洞宗総合研究センター講師、京都市龍宝寺前住職。ナムの会元総務。(日本生命倫理学会会員・死の臨床研究会会員)、(仏教系大学で生命倫理・死生学を担当)、著書に『死を生きた日々』『曹洞宗』『禅者山頭火』(以上四季社)、『すこやかな死を生きる』(雄山閣出版)、『生と死を学ぶ教室・・・別れの手紙』(佼成出版)、『道元百話』(東方出版)、『曹洞宗の常識』(朱鷺書房)、『あなただけの修証義』(小学館)『図解雑学・道元』(なつめ社)など。