テーマで読み解く「万葉集」

  • 藤原 茂樹(慶応義塾大学名誉教授)
講師詳細

 万葉集には有名歌人も名もなき人も、天皇貴族官吏から庶民芸能人奴婢にいたるまでの時々の人生や暮らしの中の喜怒哀楽、恋や別れ、旅情や旅の不安、神への思い、伝説の女への憧れ追慕などなど、さまざまな心が歌われて今にたどり着いています。1300年以上前の古代人の心情を理解できるという思いになることがあるのは、日本人に太古から変わらない面があるからかもしれません。大きな時の流れの中で変化の相を見せつつも失われない思いを尋ねてみたいと思います。
 この講座では、万葉集を順に読み進めていくのではなく、毎回ひとつのテーマを決め、それに沿った歌の数々を集めて紹介していきます。天象気象や植物、動物、暮らしなど、さまざまな切り口で万葉人たちの思いを読み解きます。DVDで映像もお見せします。
 今期は「防人歌」「行路死人歌」などのテーマを予定しています。(変更になる場合もございます。どうぞご了承ください)

※本講座は2012年4月に「『万葉集』の世界」という講座名で開講した講座です。
※2017年4月より講座名を変更しました(旧講座名:「万葉集」の世界)

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2019/10/5, 11/2, 12/7, 1/18, 2/1, 3/7
曜日・時間
土曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
持ち物など
教室でプリントを配布します。必携ではありませんが、できれば各自『万葉集』のテキスト本をご用意ください。おすすめは『萬葉集 本文編』(塙書房)ですが、お手持ちのものでも結構です。
その他
※日程にご注意ください。原則として第1土曜ですが、1月は第3土曜日(1/18)です。

講師詳細

藤原 茂樹(フジワラ シゲキ)
1951年東京都生まれ。1981年慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾高等学校教諭、神戸山手女子短期大学教授、大谷女子大学教授 慶應義塾大学文学部教授を経て現在慶應義塾大学名誉教授。上代文学会理事、古事記学会編集委員。研究分野:古代国文学全般 古代芸能。編著:『池田彌三郎の学問とその後』(慶應義塾大学出版)、『古代国文学と芸能史』(瑞木書房)、『催馬楽研究』(笠間書院)。著書『藤原流万葉の歩き方』(NHK出版)共著『万葉びとの言葉と心』(NHK出版)。監修『NHK日めくり万葉集』(NHKTV)。雑誌監修『NHK日めくり万葉集』(2008~2012年講談社 月刊)。論文:「春は皮衣を著て」「三野王の基礎的考察」「山村幸行の歌」「万葉集と催馬楽」「天平二年皇后宮踏歌考」「檜隈の芸能」「渡来芸能の消長」「火中死生」「歌の国々」他多数。