巨大古墳で探る古代日本 神功皇后陵古墳ほか

  • 成務天皇陵古墳(手前)と日葉酢媛陵古墳(奥)―西北上空からー 
  • 日葉酢媛陵古墳出土の蓋形埴輪
  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
講師詳細

4世紀後半~5世紀後半にかけて、奈良盆地北端の佐紀古墳群に200mを超える巨大前方後円墳が次々と築かれる。いずれも天皇陵や皇后陵などに治定されている。最初に築かれた五社神古墳(神功皇后陵古墳)は景行天皇陵古墳と墳丘形態や周濠の在り方が共通しており、ヤマト王権の葬地が大和古墳群から移転したものとされる。五社神古墳・佐紀陵山古墳( 日葉酢媛陵)・佐紀石塚山古墳(成務天皇陵)・宝来山古墳(垂仁天皇陵)は幕末の盗掘で、竪穴式石室に長持形石棺を納めていたことが分かっており、埋葬施設など古墳構造に大きな変革があり、百舌鳥・古市古墳群造営前夜の王墓の特色を窺わせている。佐紀古墳群の実像を探りつつ、ヤマト王権の展開過程や王権構造を考えてみたい。(講師記)

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日程
2020/12/11
曜日・時間
金曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
教室を変更することがあります。当日掲示板等でご確認願います。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。