ヨーロッパの境界 紛争はなぜ境界地域で起こるのか?
  • 教室・オンライン同時開催

  • ウクライナ南部オデーサ市のロシア皇帝エカテリーナ2世像
  • NATO軍の空爆を受けた 旧ユーゴ国防省(ベオグラード)
  • 黛 秋津(東京大学教授)
講師詳細

 1990年代に生じたユーゴスラヴィア紛争、そして2022年に始まり現在も終わりの見えないウクライナ紛争———冷戦終結後のヨーロッパでは、大きな被害を伴う悲惨な紛争が生じました。これらの地域はいずれも複数の文化世界の狭間に位置する、いわゆる「境界地域」であると言えます。なぜこうしたヨーロッパの境界で紛争が起こるのでしょうか?この謎を解くためには、現在の国際関係を見るだけでは不十分であり、これらの地域の歴史をひも解く必要があります。この講座では、ヨーロッパの内なる境界と外との境界の両方に注目しながら、歴史的にこれらの紛争を考えてみたいと思います。 (講師・記)

<今期のテーマ>
4/1 冷戦後のヨーロッパの紛争概観 文化世界の狭間としてのヨーロッパの境界地域(総論)
5/6 西欧と東欧の境界としてのウクライナ(1)
6/3 西欧と東欧の境界としてのウクライナ(2)

<来期:7~9月は以下の内容を予定>
7月 ヨーロッパとイスラーム世界の境界としてのバルカン(1)
8月 ヨーロッパとイスラーム世界の境界としてのバルカン(2)
9月 まとめ

<ご案内事項>
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日程
2023/4/1, 5/6, 6/3
曜日・時間
第1週 土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円

講師詳細

黛 秋津(マユズミ アキツ)
1970年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。同大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。広島修道大学経済科学部准教授を経て、現在東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はバルカン・黒海地域研究、近代ヨーロッパ・中東国際関係史。著書に『三つの世界の狭間でーー西欧・ロシア・オスマンとワラキア・モルドヴァ問題』(名古屋大学出版会 2013年)がある。