「恐竜博2019」の見どころ

  • デイノケイルス 全身骨格図  © Genya Masukawa
  • 真鍋 真(国立科学博物館標本資料センター・センター長)
講師詳細

私のアメリカ時代の恩師だった故ジョン・オストロム教授は、「恐ろしいツメ」という意味の学名の恐竜デイノニクスを1969年に命名しました。デイノニクスの研究から「恐竜温血説」と「鳥類の恐竜起源説」が生まれ、私たちの恐竜観が大きく変わりました。1970年に前肢だけから命名されたデイノケイルスは、頭骨や背骨、後肢が見つかってみると、かなり「変な」恐竜だったことが明らかになりました。かつての恐竜研究は化石になった骨から最大限の情報を読み解く学問でした。いまは、生きものとして恐竜の仮説を検証する「生物学」的な研究がどんどん増えてきています。「恐竜博2019」で解説される恐竜学の最前線と、近未来の恐竜学に期待されることを展望していきたいと考えています。(講師・記)

「恐竜博2019」:国立科学博物館 2019年7月13日(土)~10月14日(月・祝)


お申し込み
日程
2019/8/3
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円

講師詳細

真鍋 真(マナベ マコト)
横浜国立大学教育学部卒業、米イェール大学理学部修士課程修了、英ブリストル大学理学部博士課程修了。博士(理学)。1994年、国立科学博物館地学研究部・研究官、2016年より、国立科学博物館標本資料センターと分子生物多様性研究資料センターのセンター長。研究テーマは「恐竜など中生代の化石から読み解く爬虫類、鳥類の進化」。カナダ・ロイヤル・ティレル古生物学博物館、山階鳥類研究所などの客員研究員も歴任。