ペストの美術史  西洋絵画の見かた
  • 教室開催

  • ルカ・ジョルダーノ《1656年ナポリのペスト》1660-61年頃
  • 新保 淳乃(武蔵大学講師)
講師詳細

コロナ禍を生きる私たちは助け合いや献身だけでなく、差別や対立も目の当たりにしています。西洋美術はこうした危機を前に露わになる人間性の両面も描いてきました。黒死病以来繰り返しペスト大流行が起きたヨーロッパでは、聖人や聖母マリアに加護を求め、疫病中の悲惨な現実を描く絵画がたくさん作られました。ペストの美術史を読み解きながら、過去の人々が疫病に対する恐怖心をどう表現し、どう克服しようとしたかを考えます(講師・記)。


1. 疫病のイメージ:神罰、瘴気、感染
2. 黒死病と反ペスト聖人:聖セバスティアヌスと聖ロクス
3. 加護と救済:聖母マリア
4. 疫病下の社会:ラザレットの悲劇
5. 排除と包摂:ペスト犠牲者へのまなざし


画像:ルカ・ジョルダーノ《1656年ナポリのペスト》1660-61年頃

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お申し込み
日程
2021/7/14, 7/28, 8/25, 9/8, 9/22
曜日・時間
第2・4 水曜 13:00~14:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 14,850円 
設備費(税込)
825円
持ち物など
★初心者を対象に1年で学びます。
その他
☆教室で配布資料があります。カラーで配布する場合は有料です。

講師詳細

新保 淳乃(シンボ キヨノ)
1973年群馬県生まれ。千葉大学大学院博士課程修了。文学博士。ローマ大学留学、日本学術振興会海外特別研究員を経て、現在は千葉大学特別研究員、武蔵大学・明治大学非常勤講師、建築誌『カザベラ・ジャパン』翻訳担当。専門は近世イタリア美術史。共著『天空のアルストピア』『憧憬のアルストピア』『聴覚のイコノグラフィア』『味覚のイコノグラフィア』『知識のイコノグラフィア』(ありな書房)、『ひとはなぜ乳房を求めるのか』(青弓社)、『磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿』(TOTO出版)。