アメリカ映画に見る歴史と文化  アメリカ文学の最高峰『アメリカの悲劇』を映画で観る
  • 教室開催

  • 前田 絢子(フェリス女学院大学名誉教授)
講師詳細

今期は、1951年にジョージ・スティーヴス監督によって再映画化されたセオドア・ドライサーの小説『アメリカの悲劇』(映画の題名『陽のあたる場所』 エリザベス・テーラー及びモンゴメリー・クリフト主演)を取り上げる。原作An American Tragedy は、1925年に出版され、出版後一年で5万部という当時としては異例の売り上げを記録し、アメリカの読書界にセンセーションを巻き起こし、国際的にも名声を得た。作者であるドライサーは、貧しいドイツ系織物工の子としてインディアナ州に生まれる。狂信的なカトリック教徒であった父親に反発し、宗教と現実の間に矛盾を覚えて、既成道徳を否定するようになる。のちに新聞記者となり、社会の裏側を記事し続けた。1945年には、共産党に急接近した。
 講座では、「この小説一冊でアメリカ文学の全てが分かる」とされたこの作品を観つつ、当時流行した自然主義文学の社会背景や思想、また「アメリカの夢」の変容について考えていきたい。(講師・記)

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お申し込み

注意事項

授業内容の都合により、今期より30分延長して行うことになりました。
変更前 13:00~14:30 → 変更後 13:00~15:00

日程
2021/10/8, 11/12, 12/10
曜日・時間
第2 金曜 13:00~15:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,009円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
・当日、プリント資料を配布いたします。
・筆記用具をお持ちください。
その他
この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。

講師詳細

前田 絢子(マエダ アヤコ)
東京生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。早稲田大学文学研究科博士課程修了。現代アメリカ文学・文化を専攻し、特にアメリカ南部研究に関わる。フェリス女学院大学教授を経て、現職。エルヴィス・プレスリーの研究家として知られ、1998年にミシシッピ大学で開催されたエルヴィス・プレスリー世界会議にはゲスト・スピーカーとして招かれて講演を行う。エルヴィス関係の著書やCDライナーノーツなど多数。著書に『エルヴィス雑学ノート』(ダイヤモンド社)、『ミステリー・トレインで行くスカーレットの故郷』(フェリス・ブックス)、『エルヴィス、最後のアメリカン・ヒーロー』(角川選書)、訳書に『エルヴィスが社会を動かした』(マイケル・T・バートランド、青土社)など。