近代文学を読み直す 尾崎紅葉「金色夜叉」

  • 小森 陽一(東京大学名誉教授)
講師詳細

 日本の近代文学作品の中から、今あらためて読みたい作品を取り上げ、読み解いていくシリーズ講座です。近代という時代を見つめ直しながら、作家の生涯や作品の社会的文脈をたどり、その魅力と文学史上の意味を明らかにします。※2019年4月期開講。
今期は、尾崎紅葉の『金色夜叉』を読みます。


 『金色夜叉』は、1897年(明治30年)1月1日から1902年(明治35)5月1日まで『読売新聞』に掲載された、尾崎紅葉(1868~1903)の代表的な長編小説です。間貫一と鴫沢宮との関係が、銀行家である富山唯継によって引き裂かれ、高利貸となって貫一がそれに対抗する、金銭と愛情の葛藤の物語です。演劇や映画でも広く知られたこの小説を、改めて日本的近代を問い直す方向で読み進めていきます。(講師・記)



<2020年度に予定している作品>
2020年 4月期 (今期)『金色夜叉』尾崎紅葉
2020年 7月期『高野聖』泉鏡花
2020年 10月期『布団』田山花袋
2021年 1月期『破戒』島崎藤村
(変更になる場合もあります。どうぞご了承ください)

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

受付一時中止
日程
2020/4/13, 5/11, 6/8
曜日・時間
第2 月曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
■講義は『金色夜叉』尾崎紅葉著(岩波文庫 上下巻 各810円+税) をもとに進めます。各自ご用意ください。
その他
※講師都合により日程が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

講師詳細

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)
1953年生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。成城大学文学部助教授、東京大学助教授・教授を経て現職。著書に『構造としての語り』(新曜社)、『読むための理論 文学・思想・批評』(世織書房)『知の技法』(共著・東京大学出版会)、『ことばの力・平和の力 近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『難民(思考のフロンティア)』(共著・岩波書店)。『戦後日本は戦争をしてきた』(共著・角川書店)、『理不尽社会に言葉の力を』『戦争への想像力』『生きさせる思想-記憶の解析・生存の肯定』(新日本出版社)、『天皇の玉音放送』(朝日新聞出版)、『漱石論 21世紀を生き延びるために』(岩波書店) 、『東アジア歴史認識論争のメタヒストリー』(共著・青弓社)、『壊れゆく世界と時代の課題』(共著・岩波書店)などがある。