ヘーゲル「精神現象学」を読む

  • 髙山 守(東京大学名誉教授)
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ヘーゲルの主著であるとともに、内容豊かな哲学的論議の宝庫である『精神現象学』を、テクストに即して丹念に読みます。今回取り上げるのは、第四章「自己意識」の後半(B)です。目下の章の主題は、私たち自身つまり人間(心、精神)です。現代は、物質文明が隆盛を誇り、「豊かさ」と言えば、ほぼまちがいなく物質的な豊かさです。しかし、哲学は、ソクラテス以来、心(精神)の豊かさを求め続けました。では、心の豊かさとはいったい何なのか。それは、欲求・欲望にとらわれず、理性的に(自由に)考え生きることによって、育まれるものなのか。ヘーゲルも、こうした問題に深く立ち入ります。今回のテーマは、このような実践的論議です。(講師・記)*2018年4月開講 途中受講歓迎です。

1 7/13 『精神現象学』の内実-自由に生きる-
2 7/27 「考える意識」・「ストア主義」
3 8/31 「懐疑主義」
4 9/14 「不幸な意識」(1)
5 9/28 「不幸な意識」(2)


■テキストにつきましては、初回にお教室でご案内いたします。
 ヘーゲル全集4『精神現象学 上巻』金子武蔵訳(岩波書店)

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お申し込み
日程
2019/7/13, 7/27, 8/31, 9/14, 9/28
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 14,580円 
持ち物など
■テキストにつきましては、初回にお教室でご案内いたします。
ヘーゲル全集4『精神現象学 上巻』金子武蔵訳(岩波書店)

講師詳細

髙山 守(タカヤマ マモル)
 1948年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。2013年3月まで東京大学教授。現在東京大学名誉教授。日本ヘーゲル学会元代表理事。カントからヘーゲルに至るドイツ近代哲学を基盤として、目下、因果論、自由論等を展開している。著書は、『ヘーゲルを読む-自由に生きるために-』(左右社)、『ヘーゲルを読む』(放送大学教育振興会)、『ヘーゲル哲学と無の論理』(東京大学出版会)、『因果論の超克-自由の成立に向けて-』(東京大学出版会)、『自由論の構築-自分自身を生きるために-』(東京大学出版会)。