「虞美人草」を読み直す 夏目漱石の文学世界

  • 小森 陽一(東京大学名誉教授)
講師詳細

 『虞美人草』は、夏目漱石の「朝日新聞」入社第一作で、1907(明治40)年6月から10月まで、「東京朝日新聞」と「大阪朝日新聞」に連載された長篇小説です。
 外交官を父に持つ甲野欽吾と腹違いの妹藤尾、藤尾の許婚である宗近一とその妹糸子、そこに文学者小野が藤尾の家庭教師として彼女と恋愛関係に入っていくという物語です。
 前半は奇数章が甲野と宗近が旅行している京都、偶数章が東京という二都物語になっています。家督相続、結婚、恋愛、新しい女性等、後の漱石小説の主題がどのように現われてくるのかを読み解いていきます。

※2019年4月期開講。2020年3月に読了予定です。

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お申し込み
日程
2019/10/26, 11/16, 12/21, 1/18, 2/15, 3/21
曜日・時間
第3 土曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
持ち物など
■講義は『虞美人草』夏目漱石著(岩波文庫 600円+税)をもとに進めます。各自ご用意ください。
その他
※講師都合により日程が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

講師詳細

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)
1953年生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。成城大学文学部助教授、東京大学助教授・教授を経て現職。著書に『構造としての語り』(新曜社)、『読むための理論 文学・思想・批評』(世織書房)『知の技法』(共著・東京大学出版会)、『ことばの力・平和の力 近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『難民(思考のフロンティア)』(共著・岩波書店)。『戦後日本は戦争をしてきた』(共著・角川書店)、『理不尽社会に言葉の力を』『戦争への想像力』『生きさせる思想-記憶の解析・生存の肯定』(新日本出版社)、『天皇の玉音放送』(朝日新聞出版)、『漱石論 21世紀を生き延びるために』(岩波書店) 、『東アジア歴史認識論争のメタヒストリー』(共著・青弓社)、『壊れゆく世界と時代の課題』(共著・岩波書店)などがある。