煩悩の整理学 仏教的人間論
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  • 中野 東禅(龍宝寺前住職)
講師詳細

ブッダの存在論の基本は縁起の真理です。ものごとは多様な条件の集合によって成り立っています。特に当人の「命と心と社会的関係性の総合性(縁起)」で成り立っています。しかし、総合性ですから、ジグソーパズルの一つがかみ合わないと全体が調和しません。引っ掛かっている一つのパズルが後回しにできれば多様な条件がかみ合って総合力になり目的にかみ合う大きなパワーとして働きだします。その可変的で自由な総合力を空の心といいます。人間の心の縁起が自由になることを空の心といいます。般若心境で示されるプッダの説く煩悩の整理学を紹介します。(講師・記)

10/4 生きがいは苦労とセット・・・惑・業・苦は役割とみると・・・。
                 ・・・対象喪失という自己喪失の苦悩・・・
10/18苦しみの仕組み・・・煩悩という樹を切り給え。
                ・・・欲のある奴は詐欺に引っ掛かる・・・
11/1感覚・自己意識・・・「五蘊縁起・・・ブッダの人間論」
11/15ブッダの「心の仕組み」分析
11/29煩悩のかたち
12/6煩悩の整理学
12/20「業(ごう)は深い」
1/17「業(生き方の態度)で人間的になる・・・ブッダの言葉」
1/31静寂な心が煩悩を静める
2/7「因果は巡る」・・・その主体としてどう生きるか。

以降、決定し次第掲載します。



 

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日程
2022/10/4, 10/18, 11/1, 11/15, 11/29, 12/6, 12/20, 1/17, 1/31, 2/7, 2/21, 3/7
曜日・時間
第1・3・5 火曜 13:00~15:00
回数
12回
受講料(税込)
会員 35,640円 
設備費(税込)
1,980円
持ち物など
講座資料は必要に応じて配布します。

講師詳細

中野 東禅(ナカノ トウゼン)
曹洞宗総合研究センター講師、京都市龍宝寺前住職。ナムの会元総務。(日本生命倫理学会会員・死の臨床研究会会員)、(仏教系大学で生命倫理・死生学を担当)、著書に『死を生きた日々』『曹洞宗』『禅者山頭火』(以上四季社)、『すこやかな死を生きる』(雄山閣出版)、『生と死を学ぶ教室・・・別れの手紙』(佼成出版)、『道元百話』(東方出版)、『曹洞宗の常識』(朱鷺書房)、『あなただけの修証義』(小学館)『図解雑学・道元』(なつめ社)など。