出羽三山の歴史と信仰 シリーズ「日本の聖地」

  • 羽黒山五重塔
  • 月山
  • 鈴木 正崇(慶応義塾大学名誉教授)
講師詳細

 東北地方の月山・羽黒山・湯殿山は出羽三山と呼ばれ霊山として名高い。庄内平野から望むと牛の姿のような月山、黒々とした森の羽黒山、巨岩から湧き出る湯を祀る湯殿山と個性的である。明治以前は神仏混淆で、山の神々は羽黒山大権現、月山大権現、湯殿山大権現と呼ばれ、本地は聖観世音菩薩、阿弥陀如来、大日如来とされた。仏菩薩が神として「権(かり)に姿を現わした」と考えた。今年は五重塔内部の仏像が150年ぶりに公開され、三神合祭殿でも三山の本地仏が200年ぶりに御開帳となる。大きな区切りを迎えた出羽三山の信仰の歴史を紐解いてみたい。(講師記)

この講座は終了しました
日程
2019/9/5
曜日・時間
木曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円

講師詳細

鈴木 正崇(スズキ マサタカ)
1949年東京都生。慶應義塾大学大学院修了。文学博士。現在、慶應義塾大学名誉教授。日本山岳修験学会会長。著書に、『中国南部少数民族誌』(三和書房)、『山と神と人』(淡交社)、『スリランカの宗教と社会』(春秋社)、『神と仏の民俗』(吉川弘文館)、『女人禁制』(吉川弘文館)、『祭祀と空間のコスモロジー』(春秋社)、『ミャオ族の歴史と文化の動態』(風響社)、『山岳信仰』(中央公論新社)、『東アジアの民族と文化の変貌』(風響社)、『熊野と神楽』(平凡社)。編著に、『大地と神々の共生』(昭和堂)、『東アジアの近代と日本』(慶應義塾大学出版会)、『神話と芸能のインド』(山川出版社)、『東アジアの民衆文化と祝祭空間』(慶應義塾大学出版会)、『南アジアの文化と社会を読み解く』(慶應義塾大学出版会)、『アジアの文化遺産』(慶應義塾大学出版会)、『森羅万象のささやき』(風響社)。1997年慶應義塾賞、2014年木村重信民族藝術学会賞(民族藝術学会)、2016年秩父宮記念山岳賞(日本山岳会)。