「新古今和歌集」の世界 賀歌を読む③
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  • 谷 知子(フェリス女学院大学教授)
講師詳細

 新古今和歌集は、後鳥羽院が藤原定家達歌人に命じ、また自ら精撰した、第八番目の勅撰集後です。全20巻、総歌数は1980首。収められた和歌は、万葉集から平安時代を経て鎌倉初期に至るまでの歌人たちの歌で、歌人数は400名ほどです。最多数入集歌人は西行で、慈円、良経、俊成、式子内親王、藤原定家などが続きます。紀貫之や和泉式部、柿本人麻呂といった、古い時代の歌人の和歌も含みます。古今集を規範とし、本歌取や題詠という新たなレトリックを用い、艶・幽玄という美意識に支えられた新古今和歌集の世界は、日本文学、日本文化の一つの頂点、最高峰を示しています。
 今期は、賀歌749番~756番の慶賀の歌群を読み、大嘗会和歌とその時代を読み解きます。後冷泉天皇、堀河天皇、後白河天皇、二条天皇、六条天皇、安徳天皇、土御門天皇の代を取り上げ、大嘗会和歌の具体相、さらに悠紀国・主基国、日本神話についてもお話しします。今期で賀歌は完結します。1回ごとに完結するスタイルですので、今期からの受講も歓迎します。(講師記)

1 7/9 賀歌を読む-大嘗会と後冷泉天皇、悠紀国近江
2 8/20 賀歌を読む-大嘗会と堀河天皇・後白河天皇、主基国備中
3 8/27 賀歌を読む-大嘗会と二条天皇・六条天皇、生野、稲舂歌
4 9/10 賀歌を読む-大嘗会と安徳天皇、丹波国、神話
5 9/24 賀歌を読む-大嘗会と土御門天皇、屏風

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注意事項

【重要】
7/23(金)の授業は講師都合により急遽、休講
⇒補講を8/20(金)に行います。

日程
2021/7/9, 8/20, 8/27, 9/10, 9/24
曜日・時間
第2・4 金曜 10:30~12:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 14,850円 
設備費(税込)
825円
持ち物など
<参考テキスト>久保田淳著『新古今和歌集 上・下』(角川ソフィア文庫)
※講義ごとに資料を配布いたしますので、必携ではございません。

講師詳細

谷 知子(タニ トモコ)
 1959年、徳島県生まれ。大阪大学国文学科卒卒業、東京大学大学院博士課程単位取得。博士(文学・東京大学)。フェリス女学院大学教授。専攻は中世和歌。著書に「ビギナーズクラシック角川文庫『百人一首(全)』」(KADOKAWA)『古典のすすめ』『天皇たちの和歌』『和歌文学の基礎知識』(角川選書)、『中世和歌とその時代』(笠間書院)、『かきやりし黒髪-恋歌への招待』(フェリスブックス)『愛と生を紡ぐうた 百人一首』(PHP研究所)などがある。