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読めると面白い古文書
まずは ためしに
- 教室開催
- 下重 清(東海大学講師)
ミミズのはったような文字が自分に読めるはずがないと思うのは、先入観です。まずは、ためしに古文書をのぞいてみましょう。ワープロが当たり前の時代、たまにもらうハガキに書きなぐってある知人の字が読めなかったりする、あれと同じで、相手の気持ちになると読めてしまいます。300年前の古文書に書かれていたのも日本語、今われわれが使っている言葉も日本語、基本は同じです。当時、よその人がしゃべっている言葉を聞いても、方言と訛りで理解できなくても(おそらく)、書いた文章ならばどこの、どんな身分の人の文字でも読めたのが江戸時代の文字・文章です。きっと不思議と読めてしまう古文書をみれば、ほかの古文書も読みたくなりますよ。 (講師記)
- 日程
- 2022/3/28
- 曜日・時間
- 月曜 10:30~12:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
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講師詳細
- 下重 清(シモジュウ キヨシ)
- 1958年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(日本史専攻)退学。文学博士。小田原市史編さん課勤務などを経て、現在は東海大学文学部非常勤講師。専門は日本近世史。著書は、『幕閣譜代藩の政治構造』(岩田書院)、『<身売り>の日本史』(吉川弘文館)、『シリーズ藩物語・小田原藩』(現代書館)。