西洋哲学史 「科学と進歩」への夢と幻滅 (19世紀)

  • 加賀野井 秀一(中央大学教授)
講師詳細

 哲学するためには、多少とも先人たちに学び、思考訓練することが必要です。
 この講座では、西洋哲学史を総覧し、魅力的な先哲たちと対話していくつもりですが、まずは手始めに、ギリシア思想再考とまいりましょう。昨年、私たちは『メルロ=ポンティ哲学者事典』(全4巻、白水社)を刊行しましたが、本書をもふまえながら、とりわけ現代思想の立場から、哲学史を料理していきたいと思います。全くの初心者の方も、すでに哲学に造詣の深い方も、ぜひご参加ください。ご一緒にゆっくりと考えてまいりましょう。前回の講座では、イギリス経験論からヴォルテール、ルソー、さらには百科全書派に至るまでを見てまいりましたが、今期は、その18世紀をしめくくるようなカントの思想から、ドイツ観念論の問題圏を考え、未来に希望を託す社会思想を眺め、世紀末の幻滅へと向かう道筋をたどります。
 
(講師・記)

<各回のテーマ>
7/17 ドイツ観念論をめぐって:カント、ヘーゲル・・・
8/21 未来はバラ色か:サン・シモン、万博、空想的社会主義
9/18 世紀末の予言:ニーチェ、マルクス、フロイト

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2019/7/17, 8/21, 9/18
曜日・時間
水曜 15:00~16:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,748円 
持ち物など
※テキストはありません。必要な資料は当日教室にて配布します。
その他
※2018年4月開講。各回テーマが異なりますので途中受講も歓迎です。
※日程にご注意ください。

講師詳細

加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学院、パリ大学大学院で学ぶ。現在、中央大学理工学部教授。専攻はフランス現代思想、哲学、言語 学、メディア論。著書に『メルロ=ポンティ―触発する思想』(白水社)、『メルロ=ポンティと言語』(世界書院)、『20世紀言語学入門』(講談社現代新 書)、『日本語は進化する』(NHKブックス)、『知の教科書ソシュール』(講談社選書メチエ)、『日本語を叱る』(ちくま新書)、『猟奇博物館へようこ そ―西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社)など。訳書に、メルロ=ポンティ『知覚の本性』『「幾何学の起源」講義』(共に法政大出版)、ルピション『極 限への航海』(岩波書店)、ミシュレ『海』(藤原書店)、ドゥルーズ『哲学の教科書』(河出文庫)など。他に、メルロ=ポンティ哲学者事典(全4巻、白水社)など。