現象学に学ぶ
  • 教室・オンライン同時開催

  • 加賀野井 秀一(中央大学名誉教授)
講師詳細

 「コロナ」「統一教会」「戦争」、日常が急速に不安定化するなかで、私たちははたして何を基準に、どのように考えるべきなのか、それが分からず悶々とした毎日を送っているのが現状ではないでしょうか。もちろん、その指針がたてられるに越したことはないでしょうが、易しいことではありません。そこで、今回の講座では、「現象学」を取り上げ、まずは物事を正しく読み取るための基礎理論を学んでみてはいかがかと考えました。フッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティからゆっくり学んでみたいと思います。これによってすぐさま真理が得られるわけではなくても、誤りだけは犯さないようになれるでしょう。 (講師・記)

*2023年1月期開講。1年全12講。途中受講歓迎です。

<今期のテーマ>
① フッサールの継承:シェーラー、ハイデガー
② ハイデガーとその周辺:ヤスパース、ナチスとの関係
③ ハイデガー vs 木田元

<2023年1月期>
① 現象学とはどのような思索なのか
② フッサールとその時代
③ 「ノエシス」「ノエマ」の問題圏

<2023年4月期>
① フッサールの継承:シェーラー、ハイデガー
② ハイデガーとその周辺:ヤスパース、ナチスとの関係
③ ハイデガー vs 木田元

<2023年7月期>
① サルトル世代の意味:二度の世界大戦と実存主義
② サルトルとその周辺:ボーヴォワール、カミュ、etc.
③ サルトルの思想

<2023年10月期>
① サルトルとメルロ=ポンティ
② メルロ=ポンティによる現象学再考
③ 知覚の現象学から肉の存在論へ

〈ご案内事項〉
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンラインでも、教室でも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやスマートフォン、タブレットでも配信を見ることができます。
・本講座はメール登録のある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
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日程
2023/4/5, 5/31, 6/7
曜日・時間
第1週・第5週 水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円

講師詳細

加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学院、パリ大学大学院で学び、現在に至る。専攻はフランス現代思想、哲学、言語 学、メディア論。著書に『メルロ=ポンティ―触発する思想』(白水社)、『メルロ=ポンティと言語』(世界書院)、『20世紀言語学入門』(講談社現代新 書)、『日本語は進化する』(NHKブックス)、『知の教科書ソシュール』(講談社選書メチエ)、『日本語を叱る』(ちくま新書)、『猟奇博物館へようこ そ―西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社)など。訳書に、メルロ=ポンティ『知覚の本性』『「幾何学の起源」講義』(共に法政大出版)、ルピション『極 限への航海』(岩波書店)、ミシュレ『海』(藤原書店)、ドゥルーズ『哲学の教科書』(河出文庫)など。他に、メルロ=ポンティ哲学者事典(全4巻、白水社)など。