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オースティン「マンスフィールド・パーク」を読む 
  • 教室開催

  • 中野 康司(元青山学院大学教授)
講師詳細

 オースティンは、楽しい笑いに満ちた『高慢と偏見』が大ブレークしたあと、一転して、「道徳的すぎる」とも言われる『マンスフィールド・パーク』を発表しました。「オースティンは一体どうしたの?」という声も上がりました。しかし本作は、オースティンがどうしても描きたかった主題を扱っています。「摂政時代1811-22」のロンドンの、「不道徳で享楽的な風潮」に対する抗議が込められた問題作です。20数回の予定。(講師・記)

※2021年10月より講読開始。


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この講座は新規の方の定員が満席です。前期からひき続き受講されている方のみお申し込みできます。

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注意事項

★本テキストは2021年10月より講読開始。

日程
2023/7/21, 8/18, 9/15
曜日・時間
第3 金曜 11:45~13:15
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
<テキスト>各自ご用意下さい
ジェイン・オースティン『マンスフィールド・パーク』(中野康司訳・ちくま文庫)
他に、毎回プリントを配布します。英語原文の引用も添えます。原書の購入は必要ありませんが、ご希望の方は、「Jane Austen, Mansfield Park 」(Penguin Classics)を各自お求めください。作品の理解を助けるために写真も活用します。

講師詳細

中野 康司(ナカノ コウジ)
1946年生まれ。東京都立大学教授を経て、元青山学院大学教授。東京外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。東京都立大学大学院(英文学専攻)博士課程中途退学。著書:『ジェイン・オースティンの言葉』(ちくま文庫)。編著:週刊朝日百科「世界の文学」66号。翻訳書:オースティン『高慢と偏見』『分別と多感』『ノーサンガー・アビー』『マンスフィールド・パーク』『エマ』『説得』、カレン・ジョイ・ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』(ちくま文庫)、J・E・オースティン=リー『ジェイン・オースティンの思い出』、フォースター『小説の諸相』(みすず書房)、『天使も踏むを恐れるところ』(白水社)、『アレクサンドリア』(ちくま学芸文庫)、ストレイチー『てのひらの肖像画』『ヴィクトリア朝偉人伝』(みすず書房)、など。