フェルマの数論入門

  • 高瀬 正仁(元九州大学教授)
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 フランスの数学者ピエール・ド・フェルマは数の理論を創始した人物です。17世紀のはじめ、フェルマは古代ギリシアから伝えられたディオファントスの著作『アリトメチカ(数の理論)』を読み、広い欄外に数論に関する48個のメモを書きました。代表的な命題は「直角三角形の基本定理」と「フェルマの小定理」と「フェルマの大定理」です。証明は記されていなかったのですが、のちにオイラーとラグランジュが正確な証明を与える努力を重ねたおかげで、フェルマが遺したメモは数学の理論になりました。この講座では、フェルマにはじまりオイラー、ラグランジュへと継承された数論の歩みを追体験することで、フェルマの数論を理解することをめざします。泉に立ち返り、フェルマとともに数論の世界に分け入っていきたいと思います。(講師記)

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日程
2019/11/3
曜日・時間
日曜 13:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円

講師詳細

高瀬 正仁(タカセ マサヒト)
1951年、渡良瀬川上流の山村、群馬県勢多郡東村(現在のみどり市東町)に生まれる。数学者、数学史家。専攻は多変数関数論と近代数学史。東京大学を経て九州大学大学院修士課程修了。元九州大学教授。歌誌「風日」同人。著作『評伝岡潔』三部作(「星の章」「花の章」は海鳴社。「虹の章」はみみずく舎)、『高木貞治とその時代』(東京大学出版会)など。訳書『ガウス整数論』(朝倉書店)、『オイラーの無限解析』『オイラーの解析幾何』(海鳴社)、『ガウスの数学日記』(日本評論社)など。