高野山の歴史と信仰 シリーズ「日本の聖地」

  • 廣澤 隆之(大正大学名誉教授)
講師詳細

 高野山は周囲を八つの峯に囲まれた深山の平地です。それは八葉の蓮華を中央に配する大悲胎蔵曼荼羅の具現と受けとめられてきました。都から離れたこの地こそ修行にふさわしいとして空海が寺院を開創して以来、千二百年以上も高野山は真言密教の中核であり続けたのみならず、宗派を超えた聖地として崇められてきました。空海の入定信仰とも相俟って、ここは総菩提所ともいわれ宗派や僧俗の隔てなく多くの墓所が空海への祈りの地に広がります。四国遍路を終えた人々は空海の霊廟の前で結願の祈りを捧げます。
 高野山という空海が示した世界を学びつつ、山岳宗教や神仏習合といった日本の宗教の基層にも迫ってみます。(講師記)


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日程
2019/9/16
曜日・時間
月曜 15:00~16:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円

講師詳細

廣澤 隆之(ヒロサワ タカユキ)
川崎大師教学研究所所長・大正大学名誉教授。大正大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はインド大乗仏教の宗教哲学的研究。著書に、『曼荼羅図典』(共著)大法輪閣、『瑜伽師地論総索引』(共著)山喜房仏書林、『図解雑学 仏教』ナツメ社、『唯識三十頌を読む』大正大学出版、ほか。