聖徳太子 実像と伝説の間

  • 国宝 法隆寺金堂と五重塔 写真飛鳥園
  • 石井 公成(駒澤大学教授)
講師詳細

聖徳太子は架空の人物にすぎず、実在したのはぱっとしない皇族の厩戸王だったという説がある。だが、厩戸王というのは、真摯な研究者であった小倉豊文が、様々な伝説に縛られずに考察するために仮に想定した名であって、古代の文献にも登場しない。つまり、厩戸王こそ実在しないのだ。
聖徳太子ゆかりの寺、法隆寺。今回は、聖徳太子に関する珍説奇説を批判しつつ、当時の人々が太子をどのように見ていたかについて、最新の研究成果を踏まえて検討していきたい。

特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」
2020年3月13日(金)~5月10日(日)東京国立博物館 本館特別4室・特別5室

お申し込み
日程
2020/3/10
曜日・時間
火曜 11:00~12:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

石井 公成(イシイ コウセイ)
1950年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。駒澤大学仏教学部教授。専門は、中国・朝鮮・日本・ベトナムの仏教教理、および文学・芸能・酒・冗談・近代アジア諸国のナショナリズムなどと仏教との関係、コンピュータによる著者判定ほか。主著に『華厳思想の研究』(春秋社)、編著に『新アジア仏教史10 朝鮮半島・ベトナム 漢字文化圏への広がり』(佼成出版)などがある。