列島の古代史  天武即位と浄御原宮・飛鳥京

  • 荒木 敏夫(専修大学名誉教授)
講師詳細

 日本列島の古代史は、複雑で多様な展開を示しています。この講座は、大和・河内の倭王権の歴史とそれに協同、時に対抗した列島各地の歴史を織り交ぜながら、列島の古代の歴史を探ってみるものです。
 それは、古事記・日本書紀やその他の史資料の記述を確かめ、その意味を探ってみたり、各地の発掘にもとづく新しい事実を拾い集め、その意味を確かめたりする、少し手間のいることでもあります。新しく始まったこの講座は、日本古代史を改めて学び直してみたいと考えている方々の受講も歓迎いたします。

 今期は、壬申の乱に勝利した大海人皇子が、大王天武として即位し、鸕野(うの)「皇后」との「共同統治」を始めた時期から、天武の死去にいたる時期の歴史展開をみてみます。
今期で扱う天武朝は、次の持統朝と併せて、「天武・持統朝」とよばれ、「律令制にもとづく中央集権国家」を生み出す重要な時期とされ、これまで日本古代史の大きな画期とみなされてきました。この評価は、今日なお、揺らぎの少ない見解として、通用しています。
この点を、明日香での発掘の成果に留意して、古代の王権・国家の形成論の基礎となる史実の認定とその歴史的意義を、6回の講義の中で、検討してみたいと思います。

 1  天武即位と鸕野立后 
 2  飛鳥浄御原宮と飛鳥京    
 3  天武の皇子・皇女
 4  天武朝の内政-官僚制の整備     
 5  天武朝の外交-耽羅と南西諸島
 6  天武の死-二年間の殯-

★はじめてお受けいただく方には、カラーの地図をお渡しできます。受付にてお申し出ください。

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お申し込み

注意事項

■新型コロナの影響で講座の今期最終回が開講できずにおりましたが、7/7実施予定です。

※あくまで予定です。今後の状況次第では変更の場合があります。ご了承ください。

日程
2020/1/7, 1/21, 2/4, 2/18, 3/31, 7/7
曜日・時間
指定の 火曜 10:00~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
その他
※必要な資料は当日教室にて配布します。
※2017年4月開講。時代を追って進めています。途中からの受講も歓迎です。

講師詳細

荒木 敏夫(アラキ トシオ)
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。1987年から専修大学文学部教授、同大学の文学部長、副学長を歴任。専攻は日本古代史。主な著書に、『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、1985年)、『可能性としての女帝-女帝と王権-』(青木書店、1999年)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、2006年)、『日本の女性天皇』(文庫版)(小学館、2006年)、『古代天皇家の婚姻戦略』(吉川弘文館、2013年)、『日本古代の王権』(敬文舎、2013年)。