言語相対論 使う言葉によって世界は違って見えてくる!

  • 加賀野井 秀一(中央大学名誉教授)
講師詳細

「愛」という感情は、はたして「愛」という言葉なしに持てるものでしょうか?「時間」という概念もまた、言語なしに考えられるものなのでしょうか。あるいは、「わび」「さび」などは、日本語によって創り出された独特の思考法ではないのでしょうか。そんなことを考えていくと、どうやら世界は、言語によって支えられているのではないか、あるいは、私たちは使用する言語によって世界を別様に見ているのではないか、ということに思いいたります。こうした事柄を明らかにするのが言語相対論です。
今回の講座では、こうした言語の持つ不思議な力を眺め、各国語の示す特徴を考え、それが個々人のメンタリティーや思想をどのように左右するのか、ご一緒に考えてみたいと思います。ふるってご参加ください。(講師・記)

お申し込み
日程
2021/5/29
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
※テキストはありません。必要な資料は当日教室にて配布します。

講師詳細

加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学院、パリ大学大学院で学ぶ。現在、中央大学理工学部教授。専攻はフランス現代思想、哲学、言語 学、メディア論。著書に『メルロ=ポンティ―触発する思想』(白水社)、『メルロ=ポンティと言語』(世界書院)、『20世紀言語学入門』(講談社現代新 書)、『日本語は進化する』(NHKブックス)、『知の教科書ソシュール』(講談社選書メチエ)、『日本語を叱る』(ちくま新書)、『猟奇博物館へようこ そ―西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社)など。訳書に、メルロ=ポンティ『知覚の本性』『「幾何学の起源」講義』(共に法政大出版)、ルピション『極 限への航海』(岩波書店)、ミシュレ『海』(藤原書店)、ドゥルーズ『哲学の教科書』(河出文庫)など。他に、メルロ=ポンティ哲学者事典(全4巻、白水社)など。