和歌に見る歴史に生きた人とその心
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  • 今井 雅晴(筑波大学名誉教授)
講師詳細

本講座では、歴史上の人物がいかに生き、どのような心で和歌を詠んだかを、前半と後半の二回にわたって見ていきます。前半は藤原道長と西行法師、後半は後白河法皇と娘の式子内親王です。              
 前半:藤原道長と西行:兄弟や他の氏族との争いに勝って摂関政治の全盛期を作り、満月の歌を詠んだ道長。道長は、その後の貴族たちの目標として長く記憶に残りました。他方、世を捨ててさびしい心に揺れ動きつつ、50年も放浪した西行。西行も満月の歌を詠みました。また放浪の中で、すぐに散る桜の花を美しさの極致としてあこがれました。
 後半:後白河法皇と式子内親王:もともとは「天皇には不向き」と貴族に悪評だった法皇は、動乱の時代をリーダーとして生き抜き、貴族社会を守りました。心の拠り所は今様(いまよう。流行歌)でした。また『新古今集』の情熱の歌人として知られた式子内親王。彼女はこの時代に不幸だった多くの皇女たちの希望の星でした。恋人は法然(浄土宗)であったという説もあります。

    

この講座は終了しました

注意事項

前半・後半の間に休憩15分とります。

日程
2021/8/26
曜日・時間
木曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,380円 一般 8,580円
設備費(税込)
165円
持ち物など
マスク着用にてお越しください。
開講時間にご注意ください。休憩15分を挟みます。

講師詳細

今井 雅晴(イマイ マサハル)
1942年東京生まれ。東京教育大学大学院博士課程日本史学専攻修了。日本中世史・文化史専攻。文学博士。現在、筑波大学名誉教授。東国真宗研究所長。著書に『中世を生きた日本人』『親鸞と浄土真宗』『北条時政の願成就院創立』『日本の奇僧・快僧』『親鸞と歎異抄』『日本文化の伝統とその心』『仏都鎌倉の150年』『鎌倉時代の和歌に託した心』など多数。