ベートーヴェンの協奏曲探訪
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  • 平野昭講師
  • 平野 昭(音楽評論家)
講師詳細

 協奏曲はモーツァルトの時代までは極上のエンタティメント音楽であったと思います。協奏曲のソリストはあたかもオペラのプリマにも似て、スポットライトを浴びながらステージ上でアリアを熱唱し、聴衆を魅了するスターでした。協奏曲のオーケストラ(リピエーノ)はコンチェルティーノ(ソリスト)の伴奏が主要な役割でした。
 しかし、ベートーヴェンは協奏曲の表現様式を大胆なまでに一新したのです。もはやオーケストラは伴奏に甘んじるような時代ではなくなったのです。ソリストと協働して「新世紀の協奏曲様式」を打ち立てる不可欠な音楽表現を受け持つことになりました。そうした協奏曲としての多くの革新性を確認しながら、その音楽的魅力と聴きどころを見直してゆきたいと思います。(講師記)
【各回のテーマ】
1) ピアノ協奏曲:第3番から第5番《皇帝》までに見られる大革新
2) ヴァイオリン協奏曲:「パール・クレメンツァ・プール・クレメント」
3) ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲?:その本質は!

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お申し込み
日程
2022/10/1, 11/5, 12/3
曜日・時間
第1 土曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,009円 
設備費(税込)
495円
その他
この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。

講師詳細

平野 昭(ヒラノ アキラ)
1949年横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院修了。静岡文化芸術大学名誉教授、沖縄県立芸術大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。前慶應義塾大学文学部教授。18~19世紀の西洋音楽史研究。特にドイツ語圏の作曲家作品研究が専門領域。とりわけベートーヴェンの全作品の分析的研究。『ベートーヴェン』(新潮社)、『人と作品:ベートーヴェン』(音楽之友社)、『音楽キーワード事典』(春秋社)、『ベートーヴェン事典』(東京書籍・共著)、『ベートーヴェン大事典』(平凡社・監修と共訳)等。音楽評論家として放送出演や「毎日新聞」等執筆。