古代の内戦・政変と渡来系の武人たち 

  • 加藤 謙吉(歴史研究家)
講師詳細

渡来系氏族の中には、軍事力に優れ、古代の内戦や政変に私兵集団を率いて参加し、その功によって政界に隠然たる力を保持するようになったものや、権力者の間を巧みに遊泳して、自らの政治的地位を徐々に高めていったものたちが、少なからず見受けられます。それは故郷を離れ、異国の地に永住することを余儀なくされた渡来人たちにとって、自分の身を守り、さらに一族の発展を遂げるための、欠くべからざる処世術であったように推察されますが、彼等はどのようにしてそれを具現化していったのでしょうか。今回の講座では、大和政権から律令国家にかけて活躍した渡来系の武人たちを取りあげ、彼等の生き様を通して、その実態を探ってみたいと考えています。 (講師記)

<各回のテーマ>
第1回 崇峻天皇の殺害者、東漢直駒と坂上駒子直
第2回 壬申の乱における東漢氏とフミヒト系諸氏の軍事行動(Ⅰ)
第3回 壬申の乱における東漢氏とフミヒト系諸氏の軍事行動(Ⅱ)
第4回 坂上大忌寸苅田麻呂・石村村主石楯と藤原仲麻呂の乱
第5回 高麗朝臣福信の転身─藤原仲麻呂政権から弓削道鏡政権へ─
第6回 百済王敬福・俊哲─征夷事業と奈良朝の政変─

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お申し込み
日程
2021/4/10, 5/8, 6/12, 7/10, 8/28, 9/11
曜日・時間
第2 土曜 13:00~14:45
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円

講師詳細

加藤 謙吉(カトウ ケンキチ)
1948年三重県四日市市生まれ。1976年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。成城大学・中央大学兼任講師、放送大学講師を歴任。博士(文学)。著書に『蘇我氏と大和王権』、『大和政権と古代氏族』、『大和の豪族と渡来人』、『大和政権とフミヒト制』(以上、吉川弘文館)、『秦氏とその民』、『吉士と西漢氏』(以上、白水社)、『日本古代の豪族と渡来人』(雄山閣)など。