大統合自然史 138億年を貫く視点

  • 鎌田 進(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)
  • 北野 龍一郎(高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授)
  • 大石 雅寿(国立天文台准教授)
  • 山岸 明彦(東京薬科大学教授)
  • 中塚 武(総合地球環境学研究所教授)
  • 藤井 龍彦(国立民族学博物館名誉教授)
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講師詳細

ビッグバンに始まる宇宙の開闢から人類活動が地球環境を支配するに至る今日まで、138億年が経過しました。人類を含む全自然界において、この間に生起した事象の相互関係を明らかにし、歴史的に認識する試みが「大統合自然史」です。幅広い研究分野の成果を統合して描かれるこの宇宙の歴史を学ぶことで、時間軸に沿って森羅万象を俯瞰してみましょう。(国立極地研究所教授伊村智・記)
<カリキュラム>
1回 4/13 大統合自然史―138億年を貫く視点 高エネルギー加速器研究機構鎌田  進
2回 5/11 素粒子の世界と宇宙の謎-時空と物質の創世記 高エネルギー加速器研究機構
        北野龍一郎
3回 6/8 宇宙138億年の進化-銀河から生命まで 国立天文台准教授大石 雅寿
4回 7/13 生命の起源と進化-変遷する地球環境の中で 東京薬科大学教授山岸 明彦
5回 8/10 気候変動と人類-その時空間的つながりを探る 総合地球環境学研究所
        中塚 武
6回 9/14 人新世-文明を作り出したヒト 国立民族学博物館名誉教授藤井 龍彦


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お申し込み
日程
2019/4/13, 5/11, 6/8, 7/13, 8/10, 9/14
曜日・時間
第2 土曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,496円 

講師詳細

鎌田 進(カマダ ススム)
1948年東京都杉並区生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。高エネルギー加速器研究機構を拠点に、国内外の陽子シンクロトロン、放射光光源加速器、電子陽電子衝突型加速器等の全体設計・ビーム運転・理論解析に携わる。また、総合研究大学院大学において関連する大学院教育に関わる。現在、高エネルギー加速器研究機構および総合研究大学院大学名誉教授。目下のテーマは、加速器を始め様々な道具を駆使して得られた(人類を含む)自然界の全体的描像を、専門分野の枠を超えて共有する方途の開拓。
北野 龍一郎(キタノ リュウイチロウ)
1975年生まれ。京都大学工学部卒業。同大学院工学研究科原子核工学専攻で修士号、総合研究大学院大学数物科学研究科素粒子原子核専攻で博士号を取得。プリンストン高等研究所、スタンフォード線形加速器センターでの博士研究員を経て、ロスアラモス国立研究所スタッフに就任。現在、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授。専門は素粒子理論。素粒子標準理論にある様々な謎を解決する理論構築に取り組んでいる。
大石 雅寿(オオイシ マサトシ)
1958年青森県八戸市生まれ。青森県立八戸高校卒業。京都大学理学部、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻を修了。理学博士。国立天文台にて現職。専門は、電波天文学、アストロバイオロジー、データベース天文学。大学院時代から国立天文台野辺山にある45m電波望遠鏡などを用いて宇宙空間の分子を多数発見。アストロバイオロジーという言葉が発明された頃から、大学院時代から心に秘めていた宇宙アミノ酸の本格的探査に乗り出す。国際天文学連合アストロバイオロジー委員会の presidentを始め、多数の国際役職を務める。
山岸 明彦(ヤマギシ アキヒコ)
1953年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士、日本学術振興会奨励研究員、カリフォルニア大学バークレー校博士研究員、カーネギー研究所植物生理学部門博士研究員などを経て、現在、東京薬科大学生命科学部応用生命科学科教授。主な研究内容は、生命初期進化、海底熱水地帯の微生物、全生物共通の祖先遺伝子、大気圏微生物、真核生物誕生過程などの研究。著書に『アストロバイオロジー』(編著・化学同人)、『化学進化・細胞進化』(共著・岩波書店)、『極限環境生物学』(共著・岩波書店)などがある。↓↓↓↓
中塚 武(ナカツカ タケシ)
1963年生まれ。京都大学理学部卒業。名古屋大学大学院理学研究科博士課程満了。博士(理学)。名古屋大学水圏科学研究所助手、北海道大学低温科学研究所助教授、名古屋大学環境学研究科教授を経て、現在、名大と総合地球環境学研究所の教授を兼務。専門は、同位体地球化学の手法を用いた地球表層の多圏相互作用の解明であり、最近は樹木年輪セルロースの酸素同位体比による高分解能古気候復元の技術を用いて、縄文時代以来の気候変動と人間社会の関係を年単位で解明する「気候適応史」プロジェクトに取り組んでいる。近著に『気候変動から読みなおす日本史』(臨川書店・全6巻)がある。
藤井 龍彦(フジイ タツヒコ)
1940年東京都生まれ。東京大学文学部卒。同大学院博士課程単位修得。国立民族学博物館名誉教授。主な研究内容はペルー、ボリビアを中心とした中央アンデス地域の先スペイン文化の成立と展開、および現在のアンデス高地農村社会の環境利用、農村経済、都市・農村関係、民衆芸術など。1966年以来、遺跡の発掘、現在の高地農村の調査、国立民族学博物館の標本資料収集など、30回以上のフィールド・ワークを行った。それらの成果として、日本語のみならず、スペイン語でも数多くの編著書、論文を公表している。