ヨーロッパ・ビザンツ・イスラーム 歴史の三重奏 十字軍劇幕間の狂想曲
  • 教室開催

  • 「嘆きの壁」(エルサレム)
  • 倉橋 良伸(電気通信大学講師)
講師詳細

 第1回十字軍が中東に残した国々は、それぞれ生き残りを賭けた戦いを展開します。実は、十字軍に参加した人々の多くは、エルサレムの聖墳墓教会などで参拝を済ませると故郷に帰ったのです。当然のことながら、諸国は慢性的な兵力不足に苦しめられます。
 十字軍はまさに「寝耳に水」の出来事であり、ムスリム側は混乱するばかりだったのですが、事の重大さは痛いほど分かりました。十字軍の成功は、イスラーム側の分裂に助けられたところが大きいのです。さすがにそれを自覚したムスリムたちは、呉越同舟ではありますが、遅まきながら結束し始めます。それが結実するのは、半世紀後の英雄サラディンの登場を待つしかないのですが、中東情勢は全く新しい局面を迎えます。
十字軍の味方とは限らないビザンツ帝国の老獪さや、隙あらば同胞の領地さえ奪いかねないイスラーム諸勢力の興亡など、十字軍の第一幕が終わった舞台では、第二幕の準備をする暇もないままで、生き馬の目を抜く緊張状態が続くのでした。(講師記)

                                            2021年4月開講。
 回  日 程           テーマ
 1  7/6   イスラーム側は十字軍をどのように経験したのか
 2  7/20   十字軍諸国のお家事情 興奮冷めやらぬ騎士たち
 3  9/7   エルサレム王とローマ教皇・騎士団・十字軍諸侯
 4  9/21   第二幕の予感 エデッサ伯国の滅亡

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日程
2022/7/6, 7/20, 9/7, 9/21
曜日・時間
第1・3・5 水曜 10:30~12:15
回数
4回
受講料(税込)
会員 11,880円 
設備費(税込)
660円
その他
★授業は12時半ごろまで延長します。 
★教室を変更することがございますので、各日掲示板でご確認ください。

講師詳細

倉橋 良伸(クラハシ ヨシノブ)
1962年生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。専攻は、後期ローマ・初期ビザンツ帝国史。著書に『地中海世界史Ⅰ 古代地中海世界の統一と変容』、『歴史学の現在5 再生する終末思想』(以上共著・青木書店)、『古代地中海世界 古代ギリシア・ローマ史論集』(共著・清水弘文堂)、『彷徨-西洋中世世界』(共著・南窓社)、『躍動する古代ローマ世界』(編著・理想社)など。