「坑夫」を読み直す 夏目漱石の文学世界

  • 小森 陽一(東京大学名誉教授)
講師詳細

朝日新聞入社第1作『虞美人草』(1907)執筆後、方法的転換を含めて、夏目漱石は『坑夫』を1908年に連載します。二人の女性の間で引き裂かれた知的青年が、家出をして当時大きな社会問題となっていた足尾銅山と覚しきところで、坑夫になろうとする旅の過程の前半と坑内の闇の中を歩く後半で構成されている小説です。一人称による回想の叙述形式を通じて、どのような表現方法を実験していたかを中心に講義していきます。

※2020年6月期開講。2021年3月に読了予定です。

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お申し込み

注意事項

日程変更がございます。
休講10/17➡補講10/24

■2020年4月開講予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から6月スタートとなりました。
4/18、5/16、6/20、7/18、8/22、9/19 ⇒6/20、7/18、8/22、9/19、10/17、11/21

日程
2020/6/20, 7/18, 8/22, 9/19, 10/24, 11/21
曜日・時間
第3 土曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
■講義は『坑夫』夏目漱石著(岩波文庫 660円+税)をもとに進めます。各自ご用意ください。
その他
※講師都合により日程が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

講師詳細

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)
1953年生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。成城大学文学部助教授、東京大学助教授・教授を経て現職。著書に『構造としての語り』(新曜社)、『読むための理論 文学・思想・批評』(世織書房)『知の技法』(共著・東京大学出版会)、『ことばの力・平和の力 近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『難民(思考のフロンティア)』(共著・岩波書店)。『戦後日本は戦争をしてきた』(共著・角川書店)、『理不尽社会に言葉の力を』『戦争への想像力』『生きさせる思想-記憶の解析・生存の肯定』(新日本出版社)、『天皇の玉音放送』(朝日新聞出版)、『漱石論 21世紀を生き延びるために』(岩波書店) 、『東アジア歴史認識論争のメタヒストリー』(共著・青弓社)、『壊れゆく世界と時代の課題』(共著・岩波書店)などがある。