英文学を原書で読む 「To the Lighthouse」

  • 高井 宏子(大東文化大学教授)
講師詳細

13歳で愛する母を、22歳で著名な著述家の父を亡くしたウルフは、喪失感と解放感の中で作家となります。最初の2作のあと、戦争と人間をテーマにしたJacob’s Roomで自分の手法を見い出し、Mrs Dallowayで作家としての地位を確立しました。最も自伝的な作品ともいわれる5作目のTo the Lighthouseでは、通奏低音のような波の音とともに、ウルフの両親を思わせるRamsay夫妻とその子供たちの休暇中の日常が女性画家Lilyの視点も含めて美しい文体で描かれています。一緒にこの世界に浸りませんか。(講師記)

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お申し込み
日程
2021/1/20, 2/3, 2/17, 3/3, 3/17
曜日・時間
第1・3 水曜 13:30~15:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 17,050円 
設備費(税込)
825円
持ち物など
<テキスト>Virginia Woolf 「To the Lighthouse」 Oxford World's Classics ¥1,100程度。ご予約で注文承ります。

講師詳細

高井 宏子(タカイ ヒロコ)
たかい・ひろこ 津田塾大学大学院文学研究科博士課程前期修了(文学修士)。同博士課程後期満期退学(英文学専攻)。帝京大学専任講師、助教授、准教授、教授。現在大東文化大学社会学部教授。英国ケンブリッジ大学英文科訪問研究員。日本英文学会、日本ヴァージニア・ウルフ協会、International Society of Elizabeth von Arnim、Literature Cambridge会員。共著に、富山太佳夫編『フェミニズム』(研究社)、窪田憲子編『シリーズ もっと知りたい名作の世界⑥ダロウェイ夫人』(ミネルヴァ書房)、木下卓、窪田憲子ほか編『英語文学事典』、訳書に『ヴァルター・ベンヤミンとパリ・パサージュ―見ることの弁証法』(勁草書房)『ヤクザの文化人類学―ウラから見た日本―』(岩波書店)『ワルター・ベンヤミン―革命的批評に向けて』(共訳 勁草書房)『読みのプロトコル』(共訳 岩波書店)『スコールズの文学講義』(共訳 岩波書店)『セックスの発明―性差の観念史と解剖学のアポリア』(共訳 工作舎)など。