天皇陵古墳が語る古代日本  天智天皇陵と阿武山古墳(藤原鎌足墓)

  • 天智天皇山科陵全景
  • 木下 正史(東京学芸大名誉教授)
講師詳細

 天智天皇は皇太子中大兄皇子時代に蘇我本宗家を滅ぼし、唐から帰国した留学生を重用して改新政治や斉明朝の政治、文化・技術を革新するなど目覚ましく活躍し続けた。百済復興のため大軍を送るも、白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗。敗戦後、大宰府に水城、九州や瀬戸内沿岸に山城を築いて防御を固め唐・新羅の侵攻に備える。そして都を飛鳥から近江大津宮へと遷し、天智天皇として即位する。近江宮では、冠位制の制定や庚午年籍を造るなど中央集権国家の基礎を固めていく。天智10年12月、近江宮で崩御し、山科陵に葬られる。山科陵は径40mの八角形墳と判明している。山科陵の実像を探り、あわせて天智天皇の政治を20余年にわたって補佐し続けた藤原鎌足墓の可能性が高い阿武山古墳を検討しつつ、国家形成史に果たした天智天皇の功績について考えてみたい。(講師記)

★「天皇陵古墳が語る古代日本」シリーズで3ヵ月に1回行う予定です。
  

受付一時中止

注意事項

※4月1日から全講座を休講し、当面臨時休業いたします。休講に伴う日程の振り替えなどは、ただいま調整中です。営業再開の見極めがつきましたらお知らせいたします(4/1)

日程
2020/5/24
曜日・時間
日曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
当日は、本券を教室でご提示ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。