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お申し込み【新設】漢詩で考える人生ー阮籍と陶淵明
- 大上 正美(青山学院大学名誉教授)
三世紀半ばの阮籍(210-263)は三国志の魏から西晋への、五世紀初めの陶淵明(365-427)は南朝の東晋から宋への、それぞれの王朝交代の苛酷な時代を生きた詩人です。
阮籍には「詠懐詩」(自己の内面を詠う詩)と題された五言詩八十二首、四言詩十三首の連作があり、体制内存在として韜晦しながらどこまでも自由人として生きる思索を書き連ねています。阮籍の自由を求める精神を受け継いだ陶淵明は、人生半ば、役人を辞して郷里で隠遁詩人、田園詩人として豊かな内面を探り続けます。
今期は「詩言志(詩は志を言う」、中国古典詩を貫く文学精神を読み取りたいと思います。(講師・記)
※テキスト:毎回プリントを配布します。
- 日程
- 2021/4/10, 4/24, 5/8, 5/22, 6/12, 6/26
- 曜日・時間
- 第2・4 土曜 10:15~12:15
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 17,820円
- 設備費(税込)
- 990円
- 持ち物など
- 毎回プリントを配布します。
- その他
- ●ルミネ11:00開店のため、階段で1Fに降りてエレベーター直通で9階までお越しください。
講師詳細
- 大上 正美(オオガミ マサミ)
- 東京教育大学大学院修士課程修了。博士(文学)(京都大学)。著書に『中国古典詩聚花 思索と詠懐』(小学館)、『阮籍・嵆康の文学』、『言志と縁情』(創文社)など。