西武線と中央線の戦後郊外史 シリーズ・武蔵野学

  • 原 武史(放送大学教授)
講師詳細

東京の都心から西郊に延びる中央線と西武新宿線、西武池袋線は、わずか数キロ隔てて並走する区間が長いにもかかわらず、その沿線の政治風土や政治文化は大きく異なります。関東大震災の直後から開発された中央線沿線では反米的な民主主義が育つのに対して、1950年代後半から開発される西武線沿線では団地が次々に建設され、日本共産党が進出し、西武という巨大資本に対抗する運動が盛んになります。本講座ではこうした違いに迫りたいと思います。
参考書として、『レッドアローとスターハウス もうひとつの戦後思想史〔増補新版〕』(新潮選書)を挙げておきます。(講師・記)

この講座は、初回からの受講料を全額いただきます。

この講座は終了しました
日程
2019/7/13
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,024円 一般 3,672円

講師詳細

原 武史(ハラ タケシ)
1962年生。早稲田大学政治経済学部卒業。国立国会図書館、日本経済新聞社勤務(宮内庁記者会に所属し、昭和天皇の病状報道に従事)を経て、東京大学大学院博士課程中退。明治学院大学教授を経て2016年より放送大学教授。専攻は日本政治思想史。近現代の天皇、皇室、神道、鉄道や団地などをテーマにしている。著書に『<出雲>という思想』(講談社学術文庫)、『「民都」大阪対「帝都」東京~思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ・サントリー学芸賞受賞)、『大正天皇』(朝日選書・毎日出版文化賞受賞)、『滝山コミューン一九七四』(講談社文庫・講談社ノンフィクション賞受賞)、『昭和天皇』(岩波新書・司馬遼太郎賞受賞)、『団地の空間政治学』(NHKブックス)、『皇后考』(講談社学術文庫)、『「昭和天皇実録」を読む』(岩波新書)、『平成の終焉』(岩波新書)、『レッドアローとスターハウス~もうひとつの戦後思想史』(増補版・新潮文庫)、『天皇は宗教とどう向き合ってきたか』(潮新書)など多数。