世界遺産をめざす「飛鳥・藤原の宮都」の値打と魅力―4 飛鳥宮の関連施設が語るもの
  • 教室開催

  • 山田寺の回廊復元
  • 「飛鳥浄御原宮の復原模型」
  • 「酒船石遺跡の石造祭祀施設」
  • 木下 正史(東京学芸大名誉教授)
講師詳細

 6世紀中頃、百済から仏教が公式に伝えられる。蘇我氏による私的信仰の一時期を経て、6世紀末、蘇我馬子によって最初の伽藍寺院・飛鳥寺が建設される。飛鳥時代の出発点である。7世紀初頭、推古天皇によって仏教興隆の詔が発せられ、有力豪族層は競って寺院を造営するようになる。初期仏教文化は、蘇我氏主導、氏寺、百済系という特徴があり、山田寺はその代表的寺院である。639年、舒明天皇によって百済大寺の造営が始まる。天皇発願の最初の寺院で、同寺では壮大な九重塔が建設された。東アジア諸国の国寺での九重塔建設に倣ったものであった。
こうして鎮護国家仏教への歩みが始まる。660年代には天智天皇によって川原寺が造営され、最先端の唐様式の伽藍が出現する。飛鳥諸寺の具体像と、それが語る世界遺産としての値打と魅力を探りたい(講師記)。

お申し込み
日程
2022/3/10
曜日・時間
木曜 15:30~17:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
資料を配布します。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。