西欧文化の源流 ヨーロッパとキリスト教

  • 中島 公子(元明治大学教授)
講師詳細

 今年で15年目を迎える本講座は「ギリシャ神話」にはじまり「旧・新約聖書」の世界、そしてヨーロッパ誕生以来の歴史的な歩みを通じて西欧文化の流れをたどり、ついに20世紀に達しましたが、そこで受講生からの要望に応えて過去をふりかえり、5年前からキリスト教の発生について学んでいます。
 旧約・新約聖書の舞台である中東のパレスティナ地方は今日地政学的にもっとも加熱した地域ですが、世界中の多くの人々の精神的基盤をかたちづくるキリスト教もまたここに生まれました。しかしキリスト教は、当時そこを支配していたローマ帝国とやがてそこに侵入してヨーロッパという新たな文明を築く諸民族によって世界的規模に広がり、人類共通の普遍的宗教となりました。キリストはユダヤ人ですが、キリスト教を作ったのはヨーロッパ、逆にヨーロッパを作ったのはキリスト教、その双方の土台が古代ローマ帝国です。
 本講座は昨年から「福音とローマ帝国」をテーマとしており、今年は衰亡の一路をたどるローマ帝国をキリスト教がどのように浸食し、人類普遍の宗教世界に変えて行ったかを、時折現代の世界情勢にも気をくばりながら見て行きたいと思います。
 テキストは用いず、毎回要点をプリントしてお配りします。必要に応じてビデオ等の映像を鑑賞します。(講師・記) 

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お申し込み
日程
2019/10/4, 10/18, 11/1, 11/15, 11/29, 12/6, 12/20
曜日・時間
第1・3(5) 金曜 15:30~17:00
回数
7回
受講料(税込)
会員 20,790円 

講師詳細

中島 公子(ナカジマ コウコ)
早稲田大学大学院博士課程終了。文学修士。専攻はフランス文学。早稲田大学等講師を経て明治大学農学部教授。フランス語および一般教育「文芸思潮」担当。2003年退職。著書:『お話文芸思潮』青山社。『文芸人間学の試み』近代文藝社。『My Lost Childhood』(短編小説集)近代文藝社。訳書:『キリスト教思想』白水社クセジュ文庫。F.モーリヤック『蝮のからみあい』『海への道』春秋社、他多数。