「伊勢物語」と能

  • 月岡耕漁筆「井筒」(能楽図絵)国立国会図書館デジタルコレクションより
  • 小林 健二(国文学研究資料館名誉教授)
講師詳細

 能は約400年前に世阿弥によって大成された、日本が世界にほこる古典芸能です。世阿弥はその頃にすでに古典となっていた物語を題材として多くの能を作りました。『伊勢物語』も世阿弥が好んで題材とした古典作品の一つで、第23段の話を取り上げて「井筒」という今日でも高く評価される名曲を作っています。
 世阿弥は『伊勢物語』をそのまま能にするのではなく、世阿弥が生きた室町時代の解釈をもとに劇として作り上げ、美しい女性が男装をして舞をまうという演劇上の工夫をしました。この講座ではその作劇の方法を読み解いていきます。

お申し込み

注意事項

※5/25(月)10:15~12:15 → 9/14(月)10:15~12:15に変更しました。既にお申し込み済の方には、営業再開後ご連絡致します。
※3/16(月)13:00~15:00 → 5/25(月)10:15~12:15に日程変更しました。

日程
2020/9/14
曜日・時間
月曜 10:15~12:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

小林 健二(コバヤシ ケンジ)
日本の中世文芸、とくに室町時代に成立した能・狂言などの芸能や幸若舞曲といった語り物、そして御伽草子と呼ばれる室町期の物語と、それが書かれた絵巻・絵本の研究を専門とする。また、中世文芸を研究すると共にその面白さを分かり易く社会に発信することを心がけている。代表的な著書に『中世劇文学の研究ー能と幸若舞曲』 (平成11年、三弥井書店)があり、それにより博士(文学)を取得。2019年3月まで国文学研究資料館研究部教授、同年4月より名誉教授。