世界遺産をめざす「飛鳥・藤原の宮都」の値打と魅力(9) 本格的宮殿「藤原宮」の造営と中央集権国家「日本国」の誕生
  • 教室・オンライン同時開催

  • 藤原宮の復原
  • 木下 正史(東京学芸大名誉教授)
講師詳細

 本格的宮殿「藤原宮」の造営と中央集権国家「日本国」の誕生
 7世紀末、飛鳥盆地西北方の平地に藤原宮と新益京が建設されます。藤原宮は大垣で囲まれた1㎞四方の方形区画の中に、中央部に政治施設である大極殿と朝堂院、その北に天皇が住む内裏、これら中枢施設の東西に官衙を配置しており、諸施設を一体的に集約した本格的な宮殿が誕生します。大極殿と朝堂院には礎石建ち瓦葺建物、内裏と官衙には伝統的な掘立柱建物が採用されています。天皇が政治を執る「大極殿」は中国古代宮殿の「太極殿」に倣ったものでした。藤原宮の周囲には大官大寺や薬師寺の二大官寺が配置され、貴族・役人が住む条坊制都城が築かれました。方形の宮殿と都城は中国古代の制度に倣いつつ、わが国独自の形に整えられました。それは飛鳥の宮都での模索を集大成したものでした。その基本形は後の平城宮・京、平安宮・京へと引き継がれています。藤原宮と新益京の構造を探りつつ、その世界遺産としての価値・意義について考えます。(講師記)。

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日程
2023/6/25
曜日・時間
日曜 13:30~15:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
資料を配布します。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。