天皇陵古墳が語る古代日本  文武天皇陵、そして高松塚古墳

  • 木下 正史(東京学芸大名誉教授)
講師詳細

 宮内庁は、高松塚古墳の南にある栗原塚穴古墳を文武天皇陵に治定するが、高松塚古墳の北にある中尾山古墳こそ真陵である。つい先頃、中尾山古墳が再発掘され、八角形墳と火葬骨を収めた墓室の詳細が明らかにされた。文武天皇は天武天皇と持統天皇の孫であり、聖武天皇の父である。文武天皇の治世に、国の政治の根幹となる大宝律令が制定され、日本国号や天皇称号、元号制が確立するなど、さまざまの政治・社会・文化の改革が推進された。藤原宮も改造されており、文武天皇時代は日本古代史の大画期であった。文武天皇陵を軸に、同時期に営まれた高松塚古墳などを取り上げつつ、文武天皇時代の歴史的意義について考える。(講師記)

★「天皇陵古墳が語る古代日本」シリーズで3ヵ月に1回行う予定です。
  

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日程
2021/3/6
曜日・時間
土曜 15:30~17:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
当日は、本券を教室でご提示ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。