水の都、江戸東京 シリーズ・武蔵野学

  • 陣内秀信氏
  • 陣内 秀信(法政大学江戸東京研究センター特任教授)
講師詳細

東京が水の都であったことはすでに広く知られるようになった。江戸ばかりか、明治から昭和の戦前にかけて、東京は水都の性格を保持した。ここでは、東京の「水都イメージ」を武蔵野台地にも広げてみたい。凸凹地形を活かした皇居を囲む内濠・外濠、山の手の斜面に生まれた湧水による大名屋敷の庭園の池、湧水を水源とする神田川をはじめとする河川群、玉川上水とその分水網、国分寺崖線の湧水群、日野の用水路のめぐる農風景など、どれも豊かな水資源と水循環を見せる。東京は水の都市、水の地域として捉え直せるのだ。(講師・記)

この講座は終了しました
日程
2020/6/28
曜日・時間
日曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,080円 一般 4,180円
設備費(税込)
165円

講師詳細

陣内 秀信(ジンナイ ヒデノブ)
 1947年生。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学。ユネスコのローマ・センターで研修。東京大学工学部助手、法政大学工学部助教授を経て、法政大学デザイン工学部教授。パレルモ大学、トレント大学、ローマ大学にて契約教授。専門はイタリア建築史、都市史。工学博士。中央区立郷土天文館館長。地中海学会会長、建築史学会会長、都市史学会会長歴任。85年、ヴェネツィアでの研究手法をもとに、東京を新しい視点で読み解いた『東京の空間人類学』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞を受賞。建築史学会賞、地中海学会賞、日本建築学会賞、イタリア共和国功労勲章を受章。ローマ大学名誉学士号、アマルフィ名誉市民。
 著書に『イタリア都市の空間人類学』(弦書房)、『ヴェネツィア 水上の迷宮都市』(講談社現代新書)、『『建築士への挑戦-住居から都市、そしてテリトーリオへ』(鹿島出版会)、『水都 東京-地形でよみとく下町・山の手・郊外』(ちくま新書)など多数。三浦展氏との共著に『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』がある。