中央線をなくして眺める、東京の古層 シリーズ・武蔵野学

  • 陣内秀信氏
  • はけの森
  • 陣内 秀信(法政大学江戸東京研究センター特任教授)
講師詳細

現代人は、鉄道と駅を使い便利に暮らしており、自分の住む地域の本来の成り立ちを振り返る機会がなかなかない。でも、考えてみると、鉄道は長い地域の歴史のなかで、最後に入ったインフラであり、新参者に過ぎない。この近代の産物である「中央線」を視界から取り去ると、武蔵野・多摩地域の特徴ある原構造がくっきりと浮かび上がる。古地図を手に、中央線沿線の特に、これまで調査を行った阿佐ヶ谷、国立、日野を中心に、地形、水、古道、神社、商店街などを観察し、東京の面白さを身体で感じとる体験をしてみたい。(講師・記)

この講座は終了しました
日程
2019/6/23
曜日・時間
日曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,024円 一般 3,672円

講師詳細

陣内 秀信(ジンナイ ヒデノブ)
1947年生。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学。ユネスコのローマ・センターで研修。東京大学工学部助手、法政大学工学部助教授を経て、法政大学デザイン工学部教授。パレルモ大学、トレント大学、ローマ大学にて契約教授。専門はイタリア建築史、都市史。工学博士。中央区立郷土天文館館長。地中海学会会長、建築史学会会長、都市史学会会長歴任。85年、ヴェネツィアでの研究手法をもとに、東京を新しい視点で読み解いた『東京の空間人類学』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞を受賞。建築史学会賞、地中海学会賞、日本建築学会賞、イタリア共和国功労勲章を受章。著書に『ヴェネツィア 水上の迷宮都市』『イタリアの街角から』『シチリア 南の再発見』『興亡の世界史 イタリア海洋都市の精神』『イタリア都市の空間人類学』など多数。三浦展氏との共著に『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』がある。