「平家物語」と能

  • 月岡耕漁筆「敦盛」(『能楽図絵』)国立国会図書館デジタルコレクションより
  • 小林 健二(国文学研究資料館名誉教授)
講師詳細

 能は約650年前に世阿弥が大成した芸能です。世阿弥はその頃にはすでに古典となっていた物語を題材に能を作りましたが、最も多く素材となったのが軍記物語である『平家物語』でした。「敦盛」「忠度」「清経」「頼政」「実盛」「八島」などの名曲を作り、今日でも舞台で上演され、人気の演目となっています。この講座では世阿弥が『平家物語』を題材にしてどのように演劇である能を作っていったかを分かりやすくお話ししていきます。

【カリキュラム】
第1回 「敦盛」 若き公達の最期ー討たれた者と討った者の悲話
第2回 「頼政」 浮かばれぬ老武者の魂ー頼政の見せた意地と覚悟
第3回 「清経」 引き裂かれた夫婦の愛ー清経はなぜ死を選んだか

お申し込み
日程
2021/1/25, 2/22, 3/22
曜日・時間
第4 月曜 10:15~12:15
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
その他
※LUMINEは当面11時開店です。開店前は1階からエレベーターで9階までお越しください。

講師詳細

小林 健二(コバヤシ ケンジ)
日本の中世文芸、とくに室町時代に成立した能・狂言などの芸能や幸若舞曲といった語り物、そして御伽草子と呼ばれる室町期の物語と、それが書かれた絵巻・絵本の研究を専門とする。また、中世文芸を研究すると共にその面白さを分かり易く社会に発信することを心がけている。代表的な著書に『中世劇文学の研究ー能と幸若舞曲』 (平成11年、三弥井書店)があり、それにより博士(文学)を取得。また、『描かれた能楽ー芸能と絵画が織りなす文化史』(平成31年、吉川弘文館)は絵画資料を用いた能楽研究として高く評価されている。2019年3月まで国文学研究資料館研究部教授、同年4月より名誉教授。