昔話の食卓 フルーツこそ魅惑の味

  • 数藤 ゆきえ(元中央大学講師)
講師詳細

 子どものころから知っている昔話でも原作と読み比べてみると、新たな発見がいっぱいあって驚くことがしばしばあります。とりわけ「食」という観点から見ると、昔話が成立した時代や社会・民族など、様々な要素が反映されていて非常に興味深い事柄があぶり出されてきます。食を切り口に、西欧文化の深層を探ります。

今期のテーマは「フルーツ」
 昔話のフルーツと言えば、だれもが「白雪姫」のあの真っ赤な毒リンゴを思い浮かべるでしょう。白雪姫の継母はモモでもナシでもなく、なぜリンゴを選んだのでしょう? そこに特別な理由はあるのでしょうか? 他にも多くの昔話に様々なフルーツが登場します。あの「シンデレラ」にも。舞踏会やカボチャの馬車、12時の鐘の音で消えてしまう魔法やガラスの靴という魅力的なディテールの数々。そこにフルーツなんてあった? そう、甘くて香り高いフルーツこそが誘惑の味、恋の味だったのです‼ なぜフルーツがそんな役割を担ったのか、その秘密に分け入ってみましょう。(講師・記)

 
参考書:「昔話の食卓」(2009年、郵研社)、数藤ゆきえ著
     ご希望の方は受付で購入可能です。

お申し込み
日程
2021/6/3
曜日・時間
木曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,080円 一般 4,180円
設備費(税込)
165円

講師詳細

数藤 ゆきえ(ストウ ユキエ)
中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。パリ第3大学仏語教授法教授資格取得。パリ第7大学比較文学科博士課程D.E.A取得。中央大学、法政大学、明星大学等講師を経て、2012年退官。主な著書に『あなたもフランス語で旅できる』(駿河台出版社)、『昔話の食卓』(郵研社)、訳書『図解仏和辞典』(エディション・フランセーズ)ほか。